5つの問題点
1.非常時におけるリーダーシップと発信能力の欠如
2.専門知の軽視
3.責任を取らない姿勢
4.生活感覚の国民との乖離、古い家族観への妄執
5.根本的な危機感の欠如
>一方、危機のとき、国民に語りかけるべきときに出てくるのは、菅義偉官房長官や大臣、事務方の官僚である。
今回ばかりは違うのかと思います。
クルーズ船の失敗は厚労省です。
それと発生地域の知事とかその部局ですよね。
だから、首相が目立つよりも各部門、地域が目立っても仕方ない事案です。
映画のヒーローでもあるまいに個人の能力には限界があり、
問題はあまりに未知であり、専門家にしか見えてきません。
仕事としては各省庁の調整で判断するとかでしょう。
>クルーズ船を巡っても、岩田健太郎神戸大学教授からは二次感染を防ぐ措置がなされていないことや、「感染の専門家がいない」ことが指摘されていた。
これ自体が批判するだけで中身を知らなかった人の言動です。
彼を誘った専門家がいて彼の行動を問題視しています。
>だからこそ、意思決定の過程と結果を記録し、何が正しく何が間違っていたかを後世に残し、間違っていたことがあれば政治家が責任を取る。
>それが、政治家が、後世に責任を取る唯一の方法ではないか。
簡単に言うとこれが間違っているから問題を解決できないのです。
記録するのは正しいのですが、間違っていたらその場で正すのとそれ以前に
間違わない対策を講じるのが仕事です。
そしてそれが一番の責任なのです。
原発事故で言えば停電対策とか、今回のコロナウイルスで言えば春節の入国禁止とか出来ないといけなかったのでしょう。
何故日本で責任を取るイコール辞任なのかと言えば国盗りの時代のままだからです。
江戸時代ですら藩主交代で、明治以降も政権交代でしかありません。
それもほとんどが保守王道でしたから、今の中国並みに間違うことはないと言って
ごまかすしかなくそのツケは国民に払わせていました。
>残念ながら、今の政府の中枢は、ある特定の、極めて限られた属性の人たちによって占められている。
>残念ながら、彼らが今から価値観を変え多様性を尊重するようにはならないだろう。
基本的に世襲問題や多選問題はこれまでも何度も言われてきました。
何故変わらないかと言えば、魔の2回生やチルドレンに代表されるような有様だからです。
ではどうしたらいいのか、それは教育や自主的な討議、講演でしっかりとした意見やコンプライアンス意識を持つことなのかと思います。
>もし本当に自分がリーダーであり、かつこれが危機的な事態であるという認識があれば、まず会食は取りやめ、公邸からは可能な限り出ないだろう。
これについてはその通りなので割愛します。
>しかし、ウイルスや防疫、災害には、スローガンやビジョンは通用しない。
>そこにあるのは冷徹な現実と、対処すべき問題だけだ。
>しっかりと嵐を見つめ、現実に何が起こっているかを把握し、対応するしかないのだ。
言っていることは正しいのですが、何故か政権批判で本質的な専門家や
対策をしている厚労省に向かないのか疑問です。
ズバリ下記の記事のような事が問題です。