気になるブログ記事をレビューしたら思っていたのと違う結果に

日本人はナゼ「貧乏になったこと」に気が付かないのか？

日本人はナゼ「貧乏になったこと」に気が付かないのか？

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日本人はナゼ「貧乏になったこと」に気が付かないのか？

実際問題どうなのかレビューします。

アメリカの平均年収で検索すると出てくるグーグルのトップは

> アメリカの平均年収は450～500万円程度

ドルの変動があるため時期によって誤差はありますが、「米国労働統計局」などの情報をもとにすると、アメリカの平均年収は450～500万円。 日本の平均年収は420万円ほどなので、 アメリカのほうが若干高いものの、驚くほど格差があるわけではありません。

なので、本当に安いのはここ最近10年くらいの入社した若い会社員なのかと思います。

理由はリーマンショック他で会社の経営が思わしくないのに初任給を上げられはしないからです。

本来なら労働組合が是正する様に動くのかと思いますが、会社の規模や勢いによります。

それに若手の優秀な人材が必要なら厚遇するのは当たり前です。

では何故勘違いをさせるような話が出てくるのかです。

例えば、その本にあるスイスの平均年収は

>グローバルに活躍する人材にとっては高い給与水準も魅力のひとつです。 71%が、スイスの平均年収110,000スイスフラン（世界平均年収は約75,000スイスフラン）を好意的に感じています。 また、59%が母国での労働よりもワークライフバランスが良いとし、高所得でありながら労働に過剰な疲労は感じていないことがわかります。

1311万円に相当します。

それで一人当たりのGDPは903万円相当です。

> ドイツ人の年収平均は5万7000ユーロ、世界11位 調査結果によると、回答者全体の年間給与所得の平均値は5万6985ユーロで、中央値は5万ユーロとなっている。

742万円に相当します。

それで一人当たりのGDPは512万円相当です。

大卒初任給から違うようです。

> さて、統計資料によると、2017年のドイツの大卒の初任給の平均値は43,000€（年収）のようです。 1ユーロ＝130円として計算すると、年収ベースで559万円もらっていることになります。

ここで元の記事に戻ります。

> 日本人がグローバルな労働力として活躍できるためには、まず英語でのコミュニケーション能力が最低限の条件となります。

>そして最新のテクノロジーを学ぶことで生産性を高め、給与を高めることができるはずです。

>どちらも今の日本の教育では提供されていないものです。

これは今はどうか知りませんが自分が現役だった頃は違います。

世界にも通用していたし、なんなら世界的なシェアがありましたから。

それにコミュニケーション能力について言えば努力次第で欲しい物が有れば相手から買いに来ていました。

因みにそれなりのエリートの人達とも一緒にやっていましたが、むしろ分からなかったのはアメリカの専門の法律とかでした。

更に気になるのは肝心な部分が答えとして出ていない点かと感じました。

それは何故日本の給与は上がらないのかです。

ベースアップ自体をしないで評価で決めようとしていた点はどう見ても経済音痴でしかなかったようです。

つまり、経済の実態に給与を合わしてしまい、個人消費の伸びを抑えてしまいました。

【図解・経済】春闘のベースアップ額推移（2019年7月）：時事ドットコム

グラフィック・図解： 　連合は５日、２０１９年春闘の最終集計結果を発表した。基本給を底上げするベースアップ（ベア）の金額は平均１５６０円（前年１６０５円）となり、３年ぶりに前年を下回った。米中貿易摩擦を背景に世界経済の不透明感が高まり、電機大手などでベアが抑えられたのが理由。 　定期昇給を含めた月例賃金の引き上げ率は、全体で２．０７％と前年と同水準だった。 　規模別でみると、組合員数３００～９９９人の労働組合でベアは１２８円減少した。米中摩擦の影響による景気減速を警戒し、固定費となって長期的に経営を圧迫するベアに慎

【図解・経済】春闘のベースアップ額推移（2019年7月）：時事ドットコム

おそらく、トヨタが決まるとそれに差を付けて残りの製造業はベアを出すか決まっていたと思います。

例外的な企業は別として他も横並びになるのかと思っていました。

なので、1992年以降、日本に投資されない、または製造を海外移転されると経済は伸びませんから、当然給与が高くなる要素はなくなりました。

その後にベアを言い出したのはアベノミクス以降かと思います。

基本的にはインバウンドでその差が明確になったのでしょう。

更に問題なのは賃金が安いのに実質的に勝てない現状かと思います。

以前なら賃金が高いから新興国に勝てないと言ってました。

現実的には数を多く生産する中国有利だったのは認めるべきでした。

それで日本だと製造だけでなく、サービス等まで含んだ形の販売になって来ているのかと思います。

まして、システムでの使用する物は余計にソフトの利便性や即対応でないとアップデートとかでも支障が出ますから。

やはり見直すべきは春闘などの遣り方なのかと思います。

実績以外に物価変動や海外賃金を考えないと引き抜きで優秀な人材が海外流出するのは確かですから。

基本的に今の収益性ではまた日本企業に投資されずにＭ＆Ａのような形で禿鷹ファンドにオモチャにされるのがオチです。

そうならない為にも日本企業の資本を積み上げられるようなインフレ率で経済を誘導？しないとこのままでは良くないようです。