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建築士会を説く

2009年10月21日 17時49分22秒 | インポート
 建築士会の存在をわかりやすく説けば、
「建築士および建築士会という名称は現行の建築士法制定のだいぶ以前から存在しており、現行の建築士資格者の会とは一概には言えず、実際は国家資格制度の建築士以外の建築士および建築士でない人も会員になれる会」ということになると思う。

 建築士会は国の一級、二級、木造建築士資格の取得および養成には大いに協力している任意団体であり、入会も任意であるが、主に新たに建築士を目指す人や資格取得直後の新人を育む要素や役割が大きい。つまり、建築士会はすべての建築士が強制会員として所在するわけでないため、ある意味で、熟練したプロの会員同士が実務ネットワークを取り組む場とは性格が異なる。しかし、建築士会員の中には建築士会員そのものを実務的な繋がり人脈を志向する人も当然存在するだろう。それは、戦前のより民間色や芸術要素の強かった旧建築士会の様式があるためか、やってできないこともないのだろうという判断になる。しかしながら現在の建築士会は、建築士法上の任意団体として、国の技術試験に協力および普及させる役割要素が最も強いため、特に経営基盤や芸術家創造というジャンルはどうしても不得手なのである。

 つまり、現在の建築士会とは国の国家資格者養成に対する国の技術法律の強化のためにあるともいえるのであって、技術畑社会の派閥となりやすい要素は直しきれないし、別団体の建築家協会を親玉とするあまり、芸術家やデザイナー志願者の外部建築士にとっては苦境を味わされることへの配慮がほぼない。かといって、建築を芸術やデザインと捉えた職業として目差す若者にとって、建築士資格とは、建築工事関係の他の現場資格とは異なり、建築家といわれるいわゆる芸術やデザインの道が建築士資格と認識する要素が強いし、国側も本来そのような感覚にあるものと思う。そのように考えるなら、建築士会の役割とは、他の工事関係者による建築組合団体とは意味が異なり、芸術やデザインの道を貫くのが建築士の筆頭の代表像とすべきことであろう。しかし、それが建築士会にはできないことから、実際、建築士会の役割は、建築デザイナーを目差す者なら誰もが最低限、国法律の技術知識を一通り覚えよというテーマにあり、つまり、建築デザイナーは建築技術を無視するなの掟水準である。

 建築士資格試験は一通りの技術水準を査定するものであり、資格取得後の実際の実務に直結させる方法は各々で編み出さなければならない。そこで、建築士会員であってもある一定以上の水準を持つようになると建築士会から自立するため脱退し卒業していくというセオリであると言える。脱退した建築士にとって所属団体を持たずフリーになることは不安もあるだろうが、脱退しなければならない定めもやってこよう。一つ大人になったと思って、それからは外部から建築士会を養っていくことだ。つまり、脱退建築士に求められるスキルは「営業とデザイン」に専任し、あくまでも建築士会と共存を図る要素を保たせるため、「技術畑」としての建築士会を養うのである。そして、それとともに建築士会々員も建築士会通じての自らダイレクトの営業受注をしないという鉄則を作り、守ることであると言える。

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