世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

人魚姫のお話・まえがき

2015-06-20 05:38:03 | 夢幻詩語

おひさしぶりです。スピカです。
前にお会いしたのは、お正月を挟んでの頃でしたね。早いもので、もう今年も半分過ぎようとしています。

今回は、アンデルセン童話の「人魚姫」を、わたしなりに解釈して書いてみました。前の「雪の女王の物語」は、お話の流れや組み立てはほとんど原作に忠実にやっていましたが、今度の「人魚姫のお話」は、原作を土台にして、わたし独自の工夫をし、かなり大胆に組み立て直して、オリジナルに近いものになっています。

物語を書くことは、わたしも大好きですが、完全にわたしのオリジナルと言える作品は、かのじょの器の中では書かないつもりです。まあ、気分が変わることもあるかもしれませんが、夢幻詩語のカテゴリの中では、昔の神話や民話、おとぎ話などを土台にした、うつくしくもかわいらしい作品を、書いていきたいと思っています。

かのじょも、生きていたら、もっとたくさんの物語を書きたかったことでしょう。それはそれは美しい物語を、彼女は書くことができる。それを、やむを得なかったとはいえ、途中で無理やりやめさせてしまったことに、わたしたちも重い小石のような痛みを胸に抱いているのです。できることならあのまま生かしてやりたかった。けれどももう、かのじょは限界を超えすぎていた。

かのじょのかわりに、わたしが、かのじょが好きな美しい物語を書いてあげたい。そうすることがわたしの、かのじょへの愛なのです。

もうすぐ、かのじょの誕生日です。生きていたら、53歳になります。このお話を、かのじょの誕生日のお祝いにしましょう。喜んでくれたらうれしいのですが。

明日から七日間に分けて、発表していきます。しばらくの間、お楽しみください。




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本当の幸い

2015-06-19 06:13:52 | 言霊ノート

なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんな本当の幸福に近づく一あしずつですから。

(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」)


   *

愛に帰りなさい、人々よ。今持っている、すべての過ちを捨て。間違いを正しくわび、まことを尽くしなさい。破滅の雨を浴びても、悔いはないと言う人生を歩みなさい。幻の富を抱えて、嘘のままの自分を生きるよりも、冷たい貧しさの中で、正しく神にまなざしを向けられる道を選びなさい。どのように苦しくても、自分が正しいのだということが、すべてを幸福にしてくれるでしょう。

(青城澄「星の掲示板」)


   *

 イエスがこれらのことを話しておられると、ある女が群衆の中から声高らかに言った。「なんと幸いなことでしょう、あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は。」しかし、イエスは言われた。「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である。」

(ルカによる福音書)







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サムワン・セド・グッバイ

2015-06-18 04:40:58 | 色鉛筆の天使
サムワン・セド・グッバイ





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天の国

2015-06-17 04:30:37 | 言霊ノート

 また、天の国は次のようにたとえられる。網が湖に投げ下ろされ、いろいろな魚を集める。網がいっぱいになると、人々は岸に引き上げ、座って、良いものは器に入れ、悪いものは投げ捨てる。世の終わりもそうなる。天使たちが来て、正しい人々の中にいる悪い者どもをより分け、燃え盛る炉の中に投げ込むのである。悪い者どもは、そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。

(マタイによる福音書)


   *

法則は これから人類を選別し
自分の本当の人生に向かわなければならないものと
偽物の人生でも自分で何とかできるものとに分けます
そして法則は見事に悪魔の虚偽の人生をひっくり返し
地上の悪魔活動を浄化していくのです
もう二度とやってはならないという神の声を聞きながら
悪魔は自分本来の人生へと吸い込まれるように流れていくのです

(瑠璃の籠)




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ストームス・イン・アフリカ

2015-06-16 04:25:26 | 色鉛筆の天使
ストームス・イン・アフリカ





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それ恕か

2015-06-15 06:00:55 | 言霊ノート

子貢問うて曰く、一言にして以て終身これを行うべきものありや。子曰く、それ恕か。己れの欲せざる所を、人に施すこと勿れ。

子貢が質問して言った。一生を通して守らねばならないということは一言でいうとなんでしょうか。孔子は言った。それは思いやりというものだよ。自分がやられて嫌なことは、他人にしてはいけない。そんなことをされたら人はどんな気持ちがするかということを、自分のことのように感じられなければいけない。

(論語)


   *

 さて、見張りをしていた者たちは、イエスを侮辱したり殴ったりした。そして目隠しをして、「お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と尋ねた。そのほか、さまざまなことを言ってイエスをののしった。

(ルカによる福音書)





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すみれ

2015-06-14 05:30:19 | 森の声・花の歌

すみれの仲間はとても気難しく、なかなか良い顔をして写ってくれないのですが、これはとても美しい顔を見せてくれています。

空気が澄んで清らかな感じがする。さわやかな明るい光に満ちています。

なぜすみれがこんな顔をしているかというと、もう苦しむことはないからです。すみれやほかの花たちが抱えていた大きな苦しみの時代が終わったのです。詳しいことは教えられませんが、あなたがたもだんだんとこれからわかってくるでしょう。

要するに、人間が、もう二度と間違ったことはできないというところまで、来たからです。
あまりにも長い間、耐えてやってきたことのすべてが、報われる日がとうとうやって来たからです。

すみれは今まで、人間の生き方の間違いを諌めるために、遠い昔から今まで、いろいろなことをやってきてくれたのです。あなたがたは、感性の訓練をして、この花の心が理解できるようになったとき、深くこの花にお礼を言わねばなりません。もちろん、ほかの花たちにも。

あなたがたは知らないことがまだ多すぎる。植物たちがどれだけの愛を人間たちに注いできてくれたかの真を知る時、あなたがたは恥ずかしさの余り立ち上がることすらできなくなるかもしれません。だが、生きている者は生きて行かなければならない。

まだまだ道は遠いが、一歩ずつ、踏みしめて前に進んでいきましょう。




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つくる

2015-06-13 05:19:52 | 言霊ノート

小鳥は
藁で
その巣をつくる。
  その藁
  その藁
  たあれがつくる。

石屋は
石で
お墓をつくる。
  その石
  その石
  たあれがつくる。

わたしは
砂で
箱庭つくる。
  その砂
  その砂
  たあれがつくる。



(金子みすず)






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身はたとひ

2015-06-12 06:13:22 | 言霊ノート

身はたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも留め置まし大和魂

(吉田松陰「留魂録」)

たとえこの身が野に朽ちる骸となろうとも、愛するこの国を救おうと願うわたしの熱い魂だけは、この世に焼き付けておこう。


  *

世治まり民やすかれと祈るこそ我が身につきぬ思ひなりけれ

(後醍醐天皇)

この乱れた世が治まり、人民が心安らかに暮らせるようにと祈ることが、わたしのつきせぬ思いなのだ。


   *

平らけき道うしなへる世の中をゆりあらためむ天地のわざ

(野村望東尼)

このたびの江戸の大地震(※)は、このあまりに荒んだ人間世界を改めるためになされた、天地(あめつち)の神の御業なのであろう。そのように、世の中は今、あまりにも大きくゆれ動いている。

※1855年、江戸に起こった安政の大地震。





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カリビアン・ブルー

2015-06-11 06:34:33 | 色鉛筆の天使
カリビアン・ブルー





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