あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

いたく傷ついた一言

2008年05月24日 08時54分17秒 | 日常ネタ
「なんや。また漫画か」

 悲しい事だが、俺が、嫁にもう二度と質問的話題をしないでおこうと思った一言。

 昨今、漫画というものは、取材に取材を重ね、基本的に現実世界との整合性をとっているものが多い。
 例えば、少年サンデーの「モンキーターン」で出てきた競艇のSGレース「総理大臣杯」とかは、普通に実在する。


 で、俺は先日、競走馬の馬主の話の漫画を読んでて、獣医が種付けが成功したかを確認するシーンを見て、「こんな風に受精卵って、確認するの?ほんとかなぁ」と思った。

 医療に関する知識なら、嫁は一応専門家だ。それが例え動物でもだ。
 昨日、何の気なしに、俺は嫁に、その漫画の1コマを説明し、

「馬の受精って、獣医は馬の股間に手をつっこんで確認してたけど、ホンマにそうやって確認するの?けいちゃん知ってる?」

 と、たずねてみた。

 すると、戻ってきた台詞が、冒頭の台詞であった。鋭いね。ズバリその通りです。俺は漫画読んで、その疑問を嫁にぶつけるに至ったのYO。

 俺は、かなりの冊数漫画を読んでいるので、漫画を話のタネにする事が結構ある。
 基本的に俺は、漫画というものは、作者がちゃんと取材をした上で書いていると思っているので、現実に即した物語であれば、間違いはあっても嘘はないと思っている。(まあ、中には「美味しんぼ」みたいなプロパガンダはあるが)

 嫁は、この件に関しては、俺とはまったく見解が違う。
 漫画は嘘ばかりだと、公言して憚らなかったよ。今にして思えば。

 で、まあイラついていたんだろうな。嫁は。蔑んだ見下ろすかのような視点で、「なんや。また漫画(の知識)か。(お前ええかげんに漫画卒業しろよ)」と言われたような気がした。かっこ内は俺の勝手な脳内補完だ。ついでに言えば、「蔑んだ上から目線」もそう。

 そうなんだけど、なんか凄くトゲトゲしくって。
 俺が今まで漫画の中で出てきた「ウソっぽいけど本当の話」をするたびに「また漫画か」みたいな事言ってたし。
 今回は特に、トゲトゲビームが炸裂してた。

 漫画家の息子として、戦争の描写をする為にガ島関連の書籍を読み漁っていた父を見て育った俺には、ショックがでかかった。
 そして、漫画の件については、嫁とはもう絶対に埋めようのない溝がある事が、よーくわかった。気がつくのが遅かったような気がするけど。まあ、内心、俺は嫁に、「ちゃんと取材してある漫画の方が多いんだよ」と判って欲しかっただけかもしれないけどな。

 多分、もう2度とこの手の話は彼女にしないだろう。
 質問して、だいぶ後悔した。俺、自分の部下にも言ってるやん。「調べられる事はまず自分で調べろ」って。