あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本、敵基地攻撃能力の保有を打ち出す

2009年06月04日 22時48分55秒 | 政治(麻生政権)
 今朝、産経新聞を何気に読んでいると、敵基地攻撃能力についての記事があった。

 【産経】敵基地攻撃能力の保有を打ち出す 防衛大綱で自民提言案

 この記事の更新日付は「2009.6.3 19:52」なんだが、実は朝刊の時点では、続きがあったのではなかろうか。紙面に掲載されていたものと、若干異なっている。
 端折られている部分は、以下の部分だ。

【産経】公明幹部「体を張って止める」

 公明党幹部は3日、記者団に対し、北朝鮮の核実験実施に関連、自民党が北朝鮮籍船舶への貨物検査を行う新法と、敵基地攻撃能力の保有を検討していることについて、「自民党が進めるということになれば、うちは体を張って止めることになるだろう」と述べ、両方に反対する考えを示した。さらにこの幹部は、敵基地攻撃論について「『日本人が1人死ぬまでは何もできないというのはどういうことだ』という世論になると大変だ。冷静な判断をすべきだ」と述べた。


 IZAの方には残ってた。

 重要な部分は、

「『日本人が1人死ぬまでは何もできないというのはどういうことだ』という世論になると大変だ。」

 と、公明党幹部が言っている点。
 つまりこの公明党幹部、裏を返せば

「日本国内で日本人の犠牲者が出るまでは、日本が武力を持ってはならない」

 という信念を持っている事が判る。

 要するにこいつらは、自分ちの玄関で拳銃持って発砲しようとしているキチ〇イがいても、家族の誰かが凶弾に倒れるまでは警察に通報する事すら許さないという心情なわけである。クソだクソ。

 北朝鮮がキ〇ガイじみた行動をすればするほど、国内で「平和」を語る連中の胡散臭さが浮き彫りになる。いい事だ。


 ところで、最近盛んに議論されている「敵基地攻撃能力」だが、俺は昔から、核武装には反対で、敵基地攻撃能力の保有こそが最優先だと主張してきた。
 今でもその主張は変わらないんだけど…。核弾頭の小型化が実現した今、敵基地を先制攻撃する事が難しくなっている。

 青山繁晴氏が、テレビで「中・小型ミサイルは隠してあるんです!敵基地攻撃能力は意味がない。それより核武装するべきなんです!」と熱弁をふるっていた。

 確かにその通りなんだけど。全部小型ミサイルとか発見する事はできないだろうけど。俺は無意味だとは思わない。
 北朝鮮側からすれば、「反撃されるかもしれない可能性・核ミサイルを撃つ前に壊滅的打撃を食らう可能性」が浮上するのだ。可能性でも充分に抑止力となる。
 敵基地攻撃能力は100%の安全は保証できないだろうが、100%の安全保証にいったいなんの意味があるというのか。

 日本にも、諜報組織を作る話が出てきているし、今後は敵基地の場所をある程度把握できるようになってくるかもしれないし、衛星で人間の出入りすら、監視できる日が来るかもしれない。「無駄だからやめとけ」では何もできないではないか。「核武装」なんて、今の日本では持てるようになるまで時間がかかりすぎる。

 無論、核武装論は戦略として必要だと思う。だからと言って、核武装論さえしていれば、まるで敵基地攻撃能力の議論が無意味だと言わんばかりの青山氏の言には、俺は反対である。

【朝日】中国の崔駐日大使、日本の先制攻撃論に警戒感

 中国の崔天凱駐日大使が3日、東京都内の中国大使館で日本の報道機関各社と会い、北朝鮮のミサイル発射や核実験を機に日本国内で出ている敵基地への先制攻撃論や核政策見直し論について「こういう論調は問題解決の役に立たず、日本の長期的な利益にならない」と警戒感を示した。


 ほら。中国様はこんなに嫌がっておられる。
 東亜ウォッチャーの俺としては、「中国が嫌がっているのだから、凄く正しい方向性なのだ」としか思えないのだが。

 どう思う?