ハトヤマはチャベスと変わらない

　いやはや。ニューヨークタイムズに載った「ネクスト日本国総理大臣」鳩山由紀夫の論文は、黒歴史の序章と言っても過言ではないな。

　興味のある方は全文読まれてみたら良いと思うが、俺はそんな（全文をお勧めするような）すばらしい内容とは思わない。産経新聞ワシントン駐在論説委員・古森義久氏のブログで紹介されている内容ぐらいは、経緯を知るために読んでみるのは悪くない考えだと思う。

　【古森ブログ】鳩山論文が戦後の日本の実績を否定する

　とりあえず、３行で要約すると、こういう事だ。

グローバリズムでそこそこ儲けた日本人の首相のくせに、
自身の署名論文でグローバリズムとアメリカを完全否定しやがった。
アメリカの識者は言う「ハトヤマはチャベスと変わらない」

　チャベスというのは、超有名なベネズエラ・ボリバル共和国の反米大統領、ウーゴ・チャベスの事だ。アメリカも隣国には苦労しているのぅ。

　でまあ、案の定というかお約束というか、今朝から鳩山は必死で反論している。

　曰く、「あの掲載された論文は切り貼りされ、歪められている。陰謀だ」
　曰く、「あの論文は私が書いたものではない」

　この件について、同じくNYT掲載経験がある古森記者が、該当エントリのコメントにて、この恥知らず鳩山の弁を否定している。

Commented by 古森義久 さん
鳩山氏自身が自分の名前での論文がＮＹＴに掲載されることを知らなかったという主張は真実とは思えません。
私自身、ＮＹＴに寄稿が掲載されたことがありますが、そのＯＰーＥＤページを流動的であり、特定の寄稿論文の掲載が決まるのは、直前という場合が多く、しかも掲載の日が決まれば、まず寄稿者に連絡があります。
そして論文の掲載の直前に編集者から連絡があり、内容を一語一語、相互に点検していく作業があります。
だから鳩山氏が論文の筆者として掲載の予定を知らなかったという主張も、
鳩山氏の代理人が掲載内容に責任をもてないという示唆も、事実とは思えないわけです。

　恥知らずな奴だ。その口からは息を吐くかのように嘘を吐く。「ウソつき」を標榜する俺も脱帽だ。

　昨日、北海道にいる俺の知人が「中川（酒）は、復活当選もできなかったか。よしよし。奴は日本の恥だ。よしとしよう」と言っており、俺とちょっとした口論になったのだが、俺はこの鳩山の方がよほど恥知らずだと思っている。

　別に、論文の内容が恥知らずだと言っているわけではない。
　言い訳が最低クラスの恥知らずであると言っているのだ。

　俺は、ドラえもんに出てくるスネ夫のような、典型的おぼっちゃんを見た事がない。あんな風に、自分の親の金を誇り、強いものに巻かれて、弱いものをいじめる事を心底楽しみ、なんでもかんでも人のせいにする最低野郎は、ごくごく稀な突然変異だろうと思っていたのだが、この言い訳は、鳩山兄はまさにそれを思わせた。

　国内ならまだいい。海外に向けて同じ発言をするとは…。ごめん。本当にキチ＠イとしか思えない。

　ああ。これで日本は内閣発足前から反米国家の仲間入りかぁ。
　なんかさ。韓国のノムヒョン政権がガチで笑えないよ。

　そして、こんな奴が「俺達の鳩山」なんだぜ？

　いやーーー。やめて。マジやめて。

　ちなみに、俺の横に座っている後輩は、何も知らずに民主に入れてますた。中小企業助成金が打ち切られる可能性を話してやったら真っ青になっていた。
　けけけけけ。俺はお前らを非難する資格がある。もしウチの会社が潰れたなら、民主党なんぞに投票しやがった連中は連帯責任だぜ！


　…とか俺が昨日似たような事を嫁さんに言ってたら、

嫁（超現実主義者）「それってさ、詐欺られた人に『騙された方が悪い』っつってるようなもんやん。悪いんは詐欺師（マスコミ）やろ？」

　と言われた。
　ぐうの音もでなかったっす。

Ｐ．Ｓ．
　俺、マスコミを「マスゴミ」と揶揄する風潮は嫌いなんだけどなぁ。今回ばかりは心底ゴミだと思ったよ。
　今回はせいぜい、身内＆友人に、さりげなく民主党の「子供手当のからくり暴露」とかで民主党忌避を促す程度だったけど、次回は俺もやろう。

　何をやるのかは秘密。