あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ハガレンとブロガー

2009年11月06日 22時40分03秒 | Weblog
 昨日、嫁さんと撮りためてたアニメ「鋼の錬金術師」を、家事をしながら視聴していた。
 すると、嫁さんがこんな一言を漏らした。

「錬金術師って科学者なのよね。で、それが故に弾圧されてたのよ。」

 で、俺がその一言に対して、こんな返事をした。

「ああ。それなら現代のブロガーはさしずめ錬金術師だな」

 嫁さんが、妙に得心した。
 これで納得できる嫁さんみたいな人って…いったい何人いるんだろうと思った。



 ちゃんと解説すると、要するに錬金術師が弾圧された理由は、権力者…とくに宗教団体にとっては脅威だったからだ。
 だって錬金術師は真理の追求者で。証明されたものが全てなんだから。現在でいう科学者。
 宗教団体は、自分達が作り上げた教義が否定される事を恐れて弾圧したのだ。
 権力者にとっても、宗教団体の教義は利用しやすかった。大半の人が宗教を有難がった。それが、科学によって否定されると、今まで尊敬してくれてた人達の態度は一変し、嘘つき呼ばわりされるようになる。
 だから、レッテル貼って、攻撃して、ネガティブキャンペーンして、汚らわしいものとして追放する。

 すごい構図が似ている。
 現在のマスコミと、ネットの関係が。

 マスコミは、一部政治家と結託し、その政治家に有利な世論を作り出したりして、俺らブロガーは、その構図を嫌悪し、怪しいと思った出来事を掘り下げて真実を追究しようとする。「くらま」の件みたいにね。またはマスコミに騙されないようにと、一般人に警告を発する。

 で、マスコミはネットのネガティブな部分をクローズアップし、逆にそのネットに騙されないようにと吹聴する。
 実際、じーさんばーさんや俺の実父母あたりに、俺がネットで得た知識とかで、「騙されてるから石油先物とかすんなよ?」と警告しても、「お前はネットで得た知識に頼りすぎている。アホとしか言い様がない」とか言われたりするのだ。

 ほらさ。凄く似てる。

 マスコミとネット。宗教と錬金術。

 きっと錬金術師は、嘘を吹聴する宗教家達をゴミと呼んでいたに違いない。

 …いやまあ、確かに解説すると「なるほど」って思うかもしれんけどさ。
 一言で納得されてまうとなぁ。なんかちょっと。…まあいいか。


 いや、歴史は繰り返してるんだなぁ。やっぱり。
 いつの時代も、本当の事を語ろうとすると、弾圧されるもんなんだろうか。

 悲しい事だが、本当の事を語った人で、幸せになった話は聞かない。
 案外、人は踊らされ、知らない間に搾取され続けてたり、危険になっている方が、幸せなのかもしれないと思う。
 だってさ。本当の事を言っている人ってのは、いつも絶対的少数派なんだから。


 もし。ネットによって、「本当の事を知っている人」の方が過半数を占めるような事態になったなら…。この状況は、もしかして有史以来の出来事の可能性があるのか。

 と、まあそんな壮大な事をちょっと考えてたのであった。俺ってもう結構いい歳で、「夢」という言葉を口にするのはちょっと恥ずかしいのだけど。
 現在の状況ってのは、その「有史以来の出来事」に発展できる可能性を秘めていると思うのだ。自分のブログも、その一助になり、その瞬間までブロガーでいるってのは、今の俺の夢だな。