あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ジンバブエ・ヤッホー

2009年11月20日 23時41分09秒 | 政治(鳩山政権)
 俺はいろんな企業で働いた経験があるから、実体験から思うんだが。
 銀行と役所は人間が最低だと思う。下請けに容赦がない。

 殿様商売だからかなぁ。自分のせいで下請け会社が潰れて自殺者が続出しても、その死んだ人数を肴に酒が飲めるような連中だし。(注:実際に目撃した)
 下々の者を人間扱いしているとは思えない。

 そんな枕詞から今回のエントリはスタート。以下の記事を紹介する。

 【政治】「返済猶予法案」衆院通過、与党が本会議採決強行

 いわゆる「モラトリアム法案」。貸し金の返済を猶予する法案である。
 それが、野党との審議を徹底的に拒否したまま、一方的に採決が強行された。多分こんな事は初めて。「どんな法案なのか」の趣旨すら説明していない。多分明日も同じく強行採決。すげー…。戦後以来、初のホンマモンの独裁政権だ。

 この法案、住宅ローンの先返しを例に前にも解説したが、銀行が一方的に損をする法案だ。その損失は天文学的金額に上る。

 まさに「平成の徳政令」。

 日本も、戦前は幾度かにわたって徳政令が行われているが、その度に貸し渋りが発生している。その影響は時代により未知数だが、ネガティブなインパクトの方が多い。
 今回も貸し渋りが激化するであろう。銀行はマジで容赦ないぞ。

 マネーは、基本的に運用されねばならない。この法案は、運用していた筈の銀行から、3年間金利を取り上げ、消費者に返すわけだ。いくらなんでも酷すぎる。
 3年間、ローンの先返しに専念できれば、どれだけ家計が助かるだろう…。
 超節約生活で、尋常ではない速度で住宅ローンを先返しして全額払いきった俺涙目。

 逆に、65歳~70歳までの35年ローンで先返しする気ゼロの友人に、

「狂気の沙汰。65歳までなんて払いきれるわけないやん」

 と言い続けてたのに、そいつらには希望が見えてきた。
 いや、いい事なんだろう。うんうん。高確率で30年後ぐらいに破綻するであろう人々が、このモラトリアムによって希望が見えてきた事は。
 でもな、じゃあ俺がやってきた超節約生活とか、なんの意味があったの。

 不公平感が充満するのであった。
 ま、外資系銀行の動向に注目かな。どんな影響があるんだか。市場的には明らかにネガティブインパクトだと思うが。まさか本当にやるとはなぁ。

 これで、新規融資激減とかになって、今度は新規融資拒否禁止法案とかでたりしたら、流れが完全にジンバブエ…。この法案から、暗黒時代に一歩足を踏み入れた事になる。

 見える…。向こうの方に飛んでくる鉄球がいっぱい見えるよ…。
 この、テレビ信者には見えない鉄球は、もうすぐ漏れなく全員に直撃し、ある者は死ぬであろう。
 だから、俺も鉄球が見えなくて、いきなり昏倒する方がいいんだってば。