あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本初代大統領・橋下徹

2012年02月12日 23時36分03秒 | 政治(国内・その他)
 先日、祖母が亡くなった。
 その時、ちょっと気の合いそうだった親類連中と、車座で話をした。
 よく覚えているおしゃべりメンバーは、N○Kカメラクルーと、学校の先生。小学校ぐらいの頃からの顔見知りだったりするのだけど、10年以上ぶりに話をすると、やはりみんな大人になっており、性格もいろいろと変わっていた。

 で、当時は橋下市長誕生直後だったわけで。学校の先生は、言わば究極の上司が橋下氏だったがゆえに、いろいろと面白い話が聞けた。

「奴のおかげで、ガッコの先生にとって職場が地獄になった」

 と。
 ちなみに。NH○カメラクルーのヒトは橋下氏をソコソコ評価していて、この二人、橋下氏の評価をめぐって心情的には真っ二つであったゆえ、俺にオハチが回ってきた。なんせ弁が立つのは俺とこの二人だけだったのだ。

「お前はどっちなんだ。橋下氏を評価すんのか」

 と。
 俺はこんな時、啓蒙の意味も含め、ある程度自分の考えている事を正直に話す。

「大阪にとっては必要な人でしょう。既得権益層が牛耳った大阪の富を、既得権益層を壊す事で正常化させようとしているわけですから。で、大阪では成功できるでしょう。ただ、その成功体験でもって国政に間違っても出てきて欲しくないですね…。」

 これが話の滑り出し。
 その後、俺は通貨発行権がある国と地方とでは解決方法が異なるとか、いろいろと独演し、橋下氏の問題点をいくつか挙げた後、最後に最大の問題点について言及した。

「彼の最終目標は、恐らく初代日本大統領でしょう?少なくとも今のままの政策指向なら、問題があると思いますよ」

 こう話したとき、聞き役にまわっていたカメラクルーや先生は、とたんに胡散臭そうな顔をしたものであった。

「「いくらなんでも、そこまでやらんやろ」」

 全力で、態度も声も、そう言っていた。

 で。
 今日、バレンタインデーのチョコレートを渡しに実家に行ってきたのだが。
 何故か話題が橋下氏の話になった。なんでそうなったかわからない。話題の全貌は既に忘れたが、

「橋下氏は初代大統領狙いだろう?」

 と、またしても俺が言ったら、俺の実父母は大仰に頷いたのであった。

 ご存知の通り、ウチの実父母は「情弱」を絵に描いたような人々であり、取ってる新聞は朝日新聞であり、韓流ドラマ大好きで、「麻生のようなアホになってはいかん」とか、「石油はどこまでも高騰を続ける」とか言っていた人である。
 投票してんのは、多分公明党で、創価F票の一端をになっていたはずだ。

 言うまでもなく、民主党政権交代時、「自民党にはお灸を」という論調に頷いていた人々であった。

 俺の中で不動の「一般人バロメーター」であった。ああ、世間一般のたいていの人は、こんな風に考えてるんだろうなぁ。きっと。と思う人々が、実父母達である。


 なんだか、嫌な予感が的中したように感じたのであった。
 ああ。やっぱ橋下氏は「初代大統領」狙いなんだろうなぁ。マジで。

 カメラクルーや先生は、別に「情弱」ではなかったが…。
 あの人々ですら、「橋下はそこまでやらんやろ」と本気にしなかった事が、ウチの実父母ですら現実化の可能性を「今は」肯定している。

 かなり怖い事だと思う。
 ま、でも正直その考え方で国政で通用すんのかね?俺は、民主党が政権交代した時、彼らが政権につく事により、「現実的」に政治をする事ができるようになって、次の与党であろう自民党の最大の対抗勢力として生き残るのが、多分一番健全ではないかと思っていた。ま、想像より遥かに民主党が無能であったが故に、無理だとわかったのだけど。

 その一翼を、維新の会は国政に出てから現実を知って、担うことができるようになるのだろうか…。
 TPP賛成とか言っちゃってるけど。大丈夫なんかね。

【時事】TPPへ参加を=衆院選向け公約に-橋下氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012021001065

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