あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本の悪癖

2016年06月03日 23時57分34秒 | 国内の事件
 ネット上の無責任な物言いについて、俺は反省すべき人はするべきだと思う。

 それを今回強く思ったのは、行方不明になっていた田野岡大和君が、陸自の演習場で発見された時である。

【北海道男児不明】発見の男児「田野岡大和」と自ら名乗る 陸自演習場内で保護
http://www.sankei.com/affairs/news/160603/afr1606030003-n1.html

【北海道男児不明】男児を田野岡大和君と確認 雨宿り用の小屋で発見 ドクターヘリで病院に搬送
http://www.sankei.com/affairs/news/160603/afr1606030010-n1.html

 正直、彼が外傷もなくどのように生き延びていたのか、大いに謎が残るのだが、発見されるまで様々な憶測が流れていた。

 その憶測の1つが、田野岡夫妻への不審だ。
 不審であるとの意見が1つ、ネットに書き込まれるのは別に問題ないと思う。しかし、それらを1つの方向性へと誘導し、疑惑を煽るのはどうかと思う。中には、田野岡夫妻の偽装殺人を匂わせる方向性も存在していた。まあ、ウチの嫁さんも「あの両親が殺したのとちゃう?」みたいな事を言ってたしな。罪のない、ネットに書く気もなかった戯れ言なので、許してほしいところだ。俺も、可能性の1つとしては考えられるとも思っていたし。

 結果としては、まだ全てが確定ではない。ローラー作戦まで実施しての行方不明だったのなら、もしかして誘拐された上で、陸自演習場で今日開放されたのかもしれないし、実はご夫妻の狂言で、その誘拐犯は夫妻かもしれない。または、たまたまテレビとか見てない人が、保護してただけかもしれないし、メディアが言ってる事が全部正しく、大和君が単独で生き延びたのかもしれないし、またこれら全部が的外れかもしれない。

 しかし、ご夫妻への疑惑が、大和君発見で一気に萎んだのは間違いない。
 煽った連中が、「あれ?想像してたのとちゃうぞ?」と思って手控えたのである。

 なぜ、手控えたのか。そりゃー罪悪感があるからだよ。
 彼らの想定では、恐らくまったく捜索地点とは無縁の、かつ夫妻が立ち寄る事が可能な地点から、モノ言わぬ躯で発見される想定であったと思われるからだ。

 同じ事が、STAP細胞問題にも言える。最近、STAP細胞関連の特許が連続してアメリカで取得されている。

「STAP細胞ビジネス」がついに欧米で始まった! 小保方潰しに没頭した日本は巨大マネーもノーベル賞も逃す羽目に?
http://tocana.jp/2016/06/post_9901_entry.html

 STAP細胞の初期化メカニズムが、最近きちんと存在していた事が、証明されつつあるのだ。
 こちらも、やっぱり結論が出たわけではない。実際、小保方氏は再現実験に成功していない。疑心もやむなしであったと思う。
 しかし、ウチでは何回か、行き過ぎた小保方氏叩きに対し、警笛を鳴らしていたはずだ。「本当にSTAP細胞があった場合、執拗に小保方氏を叩いて叩き潰した連中は、どう釈明するつもりなのか」と。自殺者も出ており、正直取り返しもつかない。

 無論、叩かれて当然の部分もあるが、明確に行き過ぎていた部分を感じていた。

 俺は、日本のネットについての万能論者ではない。
 が、殊更にネットを悪し様に叩く者でもない。

 どちらかと言えば、俺は日本の暗部としての村社会的な、失敗を許さない空気が嫌いなのである。風通しの悪さを感じる。この部分は全分野に横断する問題だと思う。
 だから、この風通しの悪さを、マスコミだけの問題として捉えたり、ネットだけの問題として捉えるような言説には、いつもうんざりとする。

 この問題は、日本人の粘着的な性質の問題なのだ。

 日本はいい国だと思う。そのいい面とは、この村社会的なコミュニティに特化した、ガラパゴスな日本的文化、技術に大いに現れている。でも、日本人の規律的美しさというものの裏には、こーゆー村八分のような暗部隠しがあるようにも思う。

 今は、俺の中でも少しモヤモヤとしてて、定義できない日本の欠点なのだが。
 いつか、これを明確に定義して、ちゃんと叩けるようになりたいと、当ブログ主は考えている。

 これぞ、日本の旧来の悪癖を良いものと置き換えたいと考える、実に左翼的な思考だと思うのだけど。どうだろう。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ ※また!これからも応援よろしくお願いします!

おそらく彼は「もう1度話し合おう(涙)」と来ます。 でも実は、「しばらくほっておいたら、どうにかなるだろ」と思っています。 - 男の本音を密告する「恋の男子更衣室」 -