あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

現在、消費税増税恐慌中

2016年06月07日 23時37分38秒 | 政治(安倍政権)
 大事にとっておくべきグラフだと思った。

【産経】財務官僚にハシゴ外された朝日新聞&変態新聞 「増税」とっくに白旗を揚げていたのに…
http://www.sankei.com/premium/news/160604/prm1606040023-n1.html

 日本では稀有な、同感できる経済記事を書く記者の一人。田村秀男氏。ちなみにあと一人は東京新聞の記者なんだけど。まあ、それは置いといて。



▲田村秀男氏

 今回の「消費税増税大恐慌」。消費税3%→5%への増税時、「橋龍不況」よりも、リーマンショックよりも酷い事が、このグラフでよーくわかる。



 具体的に順位を述べれば。「橋龍不況<リーマンショック<消費税増税大恐慌」である。

 断っておくが、消費税増税を決めて、現日本経済を苦しめている根本の原因は、民主党の野田政権が決めた増税ラッシュである。勿論、そこには消費税の増税も含まれている。
 だからと言って、安倍政権になんの落ち度もないわけではない。
 自民党は、景気の腰折れが懸念される大衆課税の増税に、民主党時代に3党合意で付帯事項を決めている。その時の景気判断で消費税増税を取りやめる事が可能という約束事である。

 野田政権が消費税増税を決めた時、自民党の藤井聡氏が、以下のようなコメントを残している。

増税するか否かは、遅くとも来年夏に誕生する新政権の判断に全て委ねられているのだ。そうである以上、日本国民は今、次の総選挙に向けて……世間に流布された数々の虚事に惑溺されず、正しき認識に基づいて、ウソに塗まみれた邪説と真っ当な真説とを見抜く力を身につけねばならない。そしてその正しき認識に基づく世論を形づくり、真っ当な政権の誕生を期さねばならない

 安倍政権は、誰が見ても景気腰折れが明らかな状況で、付帯事項を蹴ったのである。つまり藤井聡氏が言う、真っ当な政権ではない。

 今回は、2度めの増税延期だが、1回めの延期でも、時既に遅し。

 安倍政権の最大の失策は、ここであったわけだ。
 これで、アベノミクスが成功しているとか、厚顔にも安倍総理は述べるわけだから、ちゃんちゃらおかしい。

 ウチのエントリのコメント欄でも「アベノミクスは全てが失敗ではないですよね」という反論コメントがつくので、先回りして回答しておくと。

 アベノミクス自身は素晴らしい政策なのである。
 ただ、消費税増税をもって、安倍政権はそれまでのアベノミクスを完全否定してしまったのだ。アベノミクス道から外れたと言っていい。

 そりゃそーだよ。だってアベノミクスってのは、消費税増税ありきだったんだもの。
 認識が我々と逆。消費税増税を国民に容認させる為のエサ。それが、アベノミクスの正体だったのだ。

 アベノミクスが素晴らしくても、消費税さえ上げれりゃどーでもいいと思っている人々にとって、アベノミクスの放棄は必然だった。それだけの話だ。

【政治】安倍首相、個人消費がなかなか伸びないと悩む
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1465302898/-100

 酷く腹が立つのだが。本気で個人消費を伸ばしたいのであれば、俺は消費税減税をオススメする。

 中国の爆買い需要の要因の1つが、日本で消費税なしで買い物ができるからだよ。
 返す返すも、このグラフはいい。俺は厚顔な安倍総理の顔に、このグラフを叩きつけてやりたい。

【経済】安倍首相、アベノミクスに自信 「間違いなく結果を出している」
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1464854338/-100

 日本国民をここまで苦しめておきながら、何をもって成功とか言うとんねんと。

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