【産経】ニューヨーク市場の株価が「トランプラリー(反騰)」になったわけ トランプ新政権への助走が始まっている
http://www.sankei.com/column/news/161116/clm1611160005-n1.html
これは愉快な展開になってきた!
何がって、ウチでは何度か話題にしている。ヘリコプターマネー(以下、ヘリマネ)についてである。これは…このトランプ氏の政策は、紛れもない、ヘリマネだ。
「ヘリマネは、やって平気なのか?」
これは現在の隠れた世界の共通命題ではないかと俺は思う。
実は、これに近いことをやってしまったのが中国である。じゃぶじゃぶと元を発行し、元安を維持した上で国内に設備投資を繰り返し、旺盛な需要の下支えを政府が行ったのである。
それで、中国は開発だけが先行してしまったゴーストタウンが林立してしまう結果となってしまったが…。それでも、「ヘリマネ、やっても別に大丈夫じゃないのか?」と、世間に思わせるには十分な成果だったように思う。
▲ゴーストタウン化してしまった中国の開発地区
基本的にヘリマネをやってしまうと、対象通貨はどんどん薄まるわけで、当然信用を失い、いわゆるハイパーインフレに突入してしまうと言われている。なので通常、自国通貨の暴落を防ぐために、ドルやユーロ、円等の信用度の高い外貨を準備して、信用を担保する。
▲かつてドイツで発生したハイパーインフレ
では、外貨準備に利用される通貨を発行している国はどうなのか?というと、事実上、いくらでも通貨が発行できているのである。このようになんの担保もなく、自国通貨をかなり発行しても、通貨が暴落しない。そのような、極めて信用が高い国の通貨をハードカレンシーというのだけど。
ドルやユーロや円は、そんな際限なく発行してなんのリスクもないの?と問われると、それはもうやってみなくちゃわからないのである。
で、アベノミクス全盛期の時、特にアメリカは日本の政策を支持していた。
で、日本国内では、「日本をヘリマネの実験場にするな!」という記事が掲載されていたのである。
▲一例
そう。アベノミクスは言わばヘリマネ政策だったのだ。アメリカは、先にリスクをとって、ヘリマネ政策の有用性を実証実験してくれる日本を見て、自分達もヘリマネを行うか否かを決めようとしていたのだ。
そんなアメリカが、トランプ氏以降、ヘリマネ政策をやろうとしている。つまり、実証実験を代わってくれるようなのだ。まあ有用性はかなり信憑性があるしな。ウチの主張も、「日本もやってしまやええやんけ」である。トランプ氏、英断ではないかと思う。
現在のアメリカの上昇傾向は、要するに日本のアベノミクスと同じ現象なのだ。
ちなみに、ここまでは過去、日本の橋本元総理も同じことができた。安倍総理も同じことができていたのだが…。
両方政権とも、ビビって中途半端にアベノミクス道を切り上げてしまったんだよね。
さて。アメリカは、トランプ政権は果たして、やりきる事ができるだろうか?
メディアや他国の圧力に屈して、構造改革路線に逆戻りしないだろうか?
要注目である。
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NHK大科学実験(全5巻)~やってみなくちゃわからない~
http://www.sankei.com/column/news/161116/clm1611160005-n1.html
トランプ次期大統領は、その気になれば何でもできてしまう。「法人減税」や「インフラ投資」などの公約は、政権が発足すればほぼ確実に議会を通るだろう。(中略)それと同時に、民主党政権があと4年続くとしたら、金融規制や環境規制がさらに強化されるはずであった。ウォール街としては「織り込み済み」であっただろうが、その懸念がいきなり消えた。しかもトランプ大統領は、所得減税もしてくれるという。(中略)さらに次期政権は、減税と歳出拡大を同時に行う予定である。
これは愉快な展開になってきた!
何がって、ウチでは何度か話題にしている。ヘリコプターマネー(以下、ヘリマネ)についてである。これは…このトランプ氏の政策は、紛れもない、ヘリマネだ。
「ヘリマネは、やって平気なのか?」
これは現在の隠れた世界の共通命題ではないかと俺は思う。
実は、これに近いことをやってしまったのが中国である。じゃぶじゃぶと元を発行し、元安を維持した上で国内に設備投資を繰り返し、旺盛な需要の下支えを政府が行ったのである。
それで、中国は開発だけが先行してしまったゴーストタウンが林立してしまう結果となってしまったが…。それでも、「ヘリマネ、やっても別に大丈夫じゃないのか?」と、世間に思わせるには十分な成果だったように思う。
▲ゴーストタウン化してしまった中国の開発地区
基本的にヘリマネをやってしまうと、対象通貨はどんどん薄まるわけで、当然信用を失い、いわゆるハイパーインフレに突入してしまうと言われている。なので通常、自国通貨の暴落を防ぐために、ドルやユーロ、円等の信用度の高い外貨を準備して、信用を担保する。
▲かつてドイツで発生したハイパーインフレ
では、外貨準備に利用される通貨を発行している国はどうなのか?というと、事実上、いくらでも通貨が発行できているのである。このようになんの担保もなく、自国通貨をかなり発行しても、通貨が暴落しない。そのような、極めて信用が高い国の通貨をハードカレンシーというのだけど。
ドルやユーロや円は、そんな際限なく発行してなんのリスクもないの?と問われると、それはもうやってみなくちゃわからないのである。
で、アベノミクス全盛期の時、特にアメリカは日本の政策を支持していた。
で、日本国内では、「日本をヘリマネの実験場にするな!」という記事が掲載されていたのである。
▲一例
そう。アベノミクスは言わばヘリマネ政策だったのだ。アメリカは、先にリスクをとって、ヘリマネ政策の有用性を実証実験してくれる日本を見て、自分達もヘリマネを行うか否かを決めようとしていたのだ。
そんなアメリカが、トランプ氏以降、ヘリマネ政策をやろうとしている。つまり、実証実験を代わってくれるようなのだ。まあ有用性はかなり信憑性があるしな。ウチの主張も、「日本もやってしまやええやんけ」である。トランプ氏、英断ではないかと思う。
現在のアメリカの上昇傾向は、要するに日本のアベノミクスと同じ現象なのだ。
ちなみに、ここまでは過去、日本の橋本元総理も同じことができた。安倍総理も同じことができていたのだが…。
両方政権とも、ビビって中途半端にアベノミクス道を切り上げてしまったんだよね。
さて。アメリカは、トランプ政権は果たして、やりきる事ができるだろうか?
メディアや他国の圧力に屈して、構造改革路線に逆戻りしないだろうか?
要注目である。
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