あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日米首脳会談雑感

2017年02月12日 23時45分00秒 | 政治(安倍政権)
【読売】「安倍首相の勝利」「貿易不安」…欧米メディア
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170212-OYT1T50024.html

 この土日は日米首脳会談の話題が結構でていたけど…。正直、あまり関心は湧かなかった。
 俺はそれほど、トランプ政権の日本への対応については心配していないからだ。

【拙】米国は意外と大丈夫
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/1b16488784ab73fed4efc4f0b398a4d5

現在、ワリと大変そうなトランプ政権なんだけど。結果を見れば大した問題ではないような気がするのである。
 沖縄の在日米軍撤退とかの話さえでなかったら、トランプと日本は折り合えるように思うと、これまでウチが繰り返してきた通りである。

 今、心配なのは「米国の行く末」である。

 トランプ大統領のやりようは、ご本人が仰るように、米国第一主義である。日本は、それを受け入れる事ができる素地がある。米国にとって日本は「51番目の州」と言われるぐらいに、我が国とは米国に従順なのだ。
 米国としては、その最も従順な国にすら、反発されるような事態は最悪なので、ある程度の蜜月が演出されるのは想定範囲内だった。

 問題は、トランプ政権が、日本以外の他国に、日本並の恭順を求めている事なのである。当然、日本とは異なり他国は反発する。受け入れられるわけがない。


 米国はこれまで、自他共に認める「唯一の超大国」という立場を守る為…または、オバマ前大統領の方針もあって、ある程度自国の損を受け入れてきていた。
 それで疲弊していた米国国民の指名をうけ、立ったのがトランプ大統領なのだ。

 当たり前だが、米国と協力関係を築いていた国は反発する。メキシコやオーストラリアなんかは今回はその代表例である。元々メディアは反トランプ・親クリントンだったので、メディアからも叩かれる。はっきり言って集中砲火だ。

 トランプ米政権は、これに耐えきれるのか?
 これが、俺が心配な「米国の行く末」である。

 トランプ政権がもしこれに耐えきれば、日本政府に例えるなら、メディアの反発に負けずガンガン財政出動を行い、在日への優遇を次々と廃止して、犯罪を犯したら永住権を取り上げて中韓に強制送還を繰り返すような激烈な政策を、続けていこうとしているような事を、米国でやろうとしているわけで。
 
 彼の我儘によって、意外と米国は往年の力を取り戻すかもしれない。

 しかしそれはやっぱり分の悪い賭けであり、諸刃の剣で。トランプ政権が耐えられないかもしれない。で、もしそうなったら、共和党は次の選挙で惨敗し、政治の振り子はまたもや左側に振れて、民主党政権が復権してしまうかもしれない。


 それが、俺は心配なのである。
 日本の対米外交は思いの外うまくいっている。

 トランプ大統領は口先ばかりで、直接対面した人に対してはリップ・サービスオンリーのおべんちゃら男ではあるし、うまくいっているように見せかけて、全てがひっくり返されてしまう可能性は否定できないだろうが…。

【産経】安倍晋三首相「私は朝日新聞に勝った」 トランプ大統領「俺も勝った!」 ゴルフ会談で日米同盟はより強固になるか?
http://www.sankei.com/world/news/170211/wor1702110004-n1.html

昨年11月の米ニューヨークのトランプタワーでの初会談で、軽くゴルフ談議をした後、安倍はこう切り出した。

「実はあなたと私には共通点がある」

 怪訝な顔をするトランプを横目に安倍は続けた。

「あなたはニューヨーク・タイムズ(NYT)に徹底的にたたかれた。私もNYTと提携している朝日新聞に徹底的にたたかれた。だが、私は勝った…」

 これを聞いたトランプは右手の親指を突き立ててこう言った。

「俺も勝った!」

 トランプの警戒心はここで吹っ飛んだと思われる。

 俺は、珍しく日本が外交面で本当にリードしているように思うのである。上記の会話の流れは本当に見事。この成果はなかなかのものだ。

 しかし、トランプ政権が早くもレームダックとなってしまえば、その効力は小さなものとなってしまう。
 米国がトランプ政権の元、強くなれば、日本の立場もずっと強化される。


 だから頑張れトランプ。メディアに負けるな。内政に関しては、君は間違ってはいない。

 密かに今回の米国大統領を、俺は一番応援しているのであった。

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