テデイベア生誕100年展の本の1ページに、ロロプランを開発、製品化したリヒャルド・シュタイフのことが載っています。
ロロプランの箇所の拡大ですが、画像が小さいので、はっきりしないかもしれません....なんとか、人が乗っているのがわかりますか。
次の文章は、リヒャルドについて描かれた日本玩具文化財団のコラムのコピーです。
日本玩具文化財団ホームページ
■「乙女達の水族館」―シュタイフ社工場の建築
総ガラス張りのキューブデザインの工場は、バウハウスを想起させる機能美にあふれた建物です。彼は、この工場をなんと1903年に設計しているのです。当時は、ガラス越しに多くの若い女工さんの働く姿を見に、近隣の若者が大勢集まり、「乙女達の水族館」と呼ばれたりもしたぐらい衝撃的な建物でした。現在でも工場として快適に機能し、多くのデザイナーが、見学に訪れており、重要保存建築物の指定を受けています。
■空飛ぶ男―ロロプランの開発
リヒャルトはまた、独創性に富んだデザインの凧―ロロプランを開発し、おもちゃコンクールの一等賞を受賞しています。その性能は、素晴らしいものでした。それを実証すべく、彼は巨大なロロプランを作り、自身が、巨大凧で空に舞い上がり、上空からシュタイフのあるギンゲンの街なみを写真撮影しています。まるで、命知らずの冒険家のようです。
■巨大からくり―モーションディスプレイの製作
動物たちが楽しく動くモーションディスプレイ。今では、シュタイフの大きな魅力的イメージの一つになっているモーションディスプレイも、彼とアルベール・シュロプスニーの手により、作られました。1912年に製作された消防車のモーションディスプレイは特に名作と言われ、そのスケールと精密な動きは、周囲を驚かせ魅了しました。
シュタイフギャラリーのウェブサイトからのコピーの合成です。
ちなみに、ロロプレイン1909レプリカ36,750円、テディベアウィズロロプレイン31,500円です。