先週の日曜日、MAYUさんと、岩国を訪れました。
広島バスセンターから錦帯橋まで50分、バスを降りると、ボランティアガイドの藤田さんが迎えてくださいました。
藤田さんは10年もボランティアガイドを続けていらっしゃるすてきな紳士です。
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錦帯橋は平成の架け替えが行われましたが、さすが、見事な木組みです。
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暑い日差しの中を歩くので、小さくて軽い蓼科から来たばかりのくまがお供をしました。
錦川の水はきれいに澄んで、橋の上から、泳いでいる魚が見えました。
橋の木材は檜だそうです。
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国指定重要文化財の旧目加田家住宅、きれいな瓦葺だなと思っていたら、
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両袖瓦という岩国独特の瓦で、平瓦の上に重ねて使っています。
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ここのお庭で、はじめて見るめずらしいものを教えていただきました。
この植物は「多羅葉(たらよう)」といいます。
この葉の裏に棒などで文字を書くと、そこが黒く変色して色が褪せません、藤田さんが1枚の葉の裏に実際に書いて見せてくださいました。
「葉書き」のルーツです。
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ロープウェーの山頂駅から岩国城へ、山道を歩きました。
檜皮葺きに使うために皮を剥がれて赤茶色になっている檜が何本かありました。
年月を経て再生します。
MAYUさんがお母さまの実家の紋「九曜」とそっくりだけど真ん中に穴が空いている吉川家の紋「蛇の目九曜」と出合いました。
岩国城は桃山風南蛮造り、3層が出っ張った造りになっています。
天守閣からの見晴らしはすばらしく、晴れた日には遠く四国まで見えるそうです。
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山から下りてくると、錦帯橋のたもとで鵜飼の準備をする鵜匠さんたちに出会いました。
日曜日は夜だけでなく、午後1時からの鵜飼が見物できるそうです。
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お昼は名物岩国寿司をいただきました。
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帰りのバスの中で、MAYUさんちのくまさんハンクくんがプレゼントしてもらった多羅葉を借りて記念撮影、このあと、広島に着いて、東京に帰るMAYUさんと別れました。