Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

「DESIGN NORI」

2013-02-04 | テディベア

めずらしい「DESIGN NORI」をkatsuraさんにいただきました、お嬢さんからのプレゼントだそうです、まるで伊勢型紙のようですが、食べる海苔です。

 

白い台紙がはがき大、海苔は8.5センチ×9.5センチ、紋様は一模様が1センチ足らずという精密なもの、良質な海苔とレーザーカット技術が飛躍的に向上してこそ実現できたのだと思います。

 

袋から出すと、海苔のいい香り、二段重ねの姫重のご飯の上に置いてみました、片方はご飯にお塩をぱらっと振っただけ、もう片方は寿司飯です。

 

紋様の名前は、左側が「鳥繋ぎ」、右側が「七宝に四つ花」、

 

メイは着物に着替えて、和の美しいお重をいただくようです。

 

ふと思いついて、お重からすこし取り出し、手毬寿司風にしてみました。

 

こちらはFacebookの写真を見て感激、挑戦した小さな巻き寿司です。
食べるのが躊躇される美しい工芸品のような海苔ですが、賞味期限もぎりぎりだし、長期に保存するとせっかくの海苔が縮むとのことで、目でも賞味しながらおいしくいただきました、贅沢で心ゆたかな経験です、katsuraさん、ありがとうございました。

 

この海苔を発売している海野海藻店はホームページがないのですが、Facebookには登録しているので、見てみました。
いただいた2種類以外の紋様、左上から時計回りに、鶴亀、羽根つき、千鳥に波、笹に梅と鶯です。

 

3センチ四方のプチサイズで花、鳥、風、月、雪のセットも発売されたようです。

 

DESIGN NORIは鈴鹿市蔵の伊勢型紙などをモデルに作られていますが、この写真はその伊勢型紙を彫っているところです、ネットからお借りしました。
伊勢型紙は和紙を重ね貼りしたものに柿渋を塗り重ねて作ったもので、布にこの型紙を重ねて糊おきして、染色するのに使います。
手間暇のかかる仕事ですが、繊細な江戸小紋などはまるで芸術品です。