Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

タイムマシーン(3-3)

2013-02-27 | テディベア

こころ躍る名作がズラリ!
リーフレットに書かれている言葉です。
ブリキのおもちゃがただすきなだけで、コレクターではないし、どれが名作なのかは分からないのですが、素人でも質のよさには惚れ惚れとします。
コレクションカタログに載っているたくさんのロボットとバイクのなかから、こころ躍る私がすきなロボットたちをカタログの解説を交えて紹介します。

 

生まれたのは1948年頃、占領下の日本でした。
場所は東京都北区の王子。名前はアトミック・ロボットマン。
手にして遊んだ多くは戦時中に産まれたこどもたちです。
一緒に歳を重ねて64歳になりました。

名称:アトミックロボットマン 製造会社:メーカー不明 製造年:1950年頃 機構:ゼンマイ
国産2号のロボットです。初期版・中期版・後期版があり、これは中期版。ゼンマイを巻きレバーをSTOPからGOにすると歩行します。足は動かず、いわゆるピンウォークで足の裏からへら状の金属板を円軌道を描かせながら交互に出し入れすることで前進します。
メイド・イン・オキュパイド・ジャパン(占領下の日本製)が入っていないのは、製作者がオキュパイド(占領された)という事をよしとしない気概の持ち主だったからでしょう。

 

名称:ジャイアント・ギヤーロボット 製造会社:タイヨー 製造年:1960年代 機構:電動
大きな目と頭の上のライトが点滅し、胸の中のライトが点灯します。
大・小9個の歯車が連動回転し、手を振りながら歩行する全高38cmの頭デッカチな大きなロボットです。

 

名称:R-35ロボット 製造会社:マスダヤ 製造年:1950年代 機構:電動(リモコン)
マスダヤロボットのベストセラーです。バッテリーコントロールにより、手の動きとシンクロして目が点滅し、足の下から上下するピンにより走行します。これはファーストタイプでバッテリーケースにロボットのプリントがあります。セカンドタイプは、ただの電池ボックスです。顔はプレスする形が深いため、プリントではなく塗装がされています。

 

名称:ソニックロボット 製造会社:マスダヤ 製造年:1950年代 機構:電動
通称袴型ロボットとして生産された全高39.5cmの大きなロボット。大きなグリーンと赤の目が点滅し、胸のスピーカーからポーポーと音を出すことで、トレインロボットとも呼ばれています。壁等にぶつかると方向を変えて走行するノンストップアクションになっています。通称5人のギャングと呼ばれたうちの一体です。

 

名称:チーフロボットマン 製造会社:ヨシヤ 製造年:1950年代 機構:電動
エレガントな表情を持つロボットです。方向を探す様な頭部の動きがおもしろく、ギィギィという音と共に頭部のランプも点滅します。壁等にぶつかると方向を変えて走行するノンストップアクションとなっています。

  

名称:マイティロボット 製造会社:ノグチ 製造年:1950年代 機構:ゼンマイ
ゼンマイによって回転する車輪で進むさまが、まるでペンギンのよう。足のつま先がホイールに連結されているため歩いているように見えます。胸部分からは発火石によるスパークが見えます。

 

名称:スペースマン 製造会社:ヨシヤ 製造年:1950年代 機構:ゼンマイ
胸のレバースイッチを入れると、スライド歩行します。頭と胴体が一体化しており、前と後ろを合わせるタイプ。左右の足裏にそれぞれ2個のタイヤがあり、前輪に逆転防止のストッパーがついていて前進するようになっています。
頭の上にアンテナのついているタイプもあります。

 
 
名称:P.Dバイク 製造会社:佐藤玩具製作所 製造年:1950年代 機構:フリクション
全長31cmの大きなブリキのバイク。
機構は簡単なフリクションだが部品が一つ一つ単体で組み立てられ、重量感のあふれるバイクになっています。ハーレーのパトロールバイクでしょう。
バイクとしては珍しく、補助輪を内側に入れています。残念にも風防が欠品しています。

 

名称:T.C.O-598バイク 製造会社:西ドイツ・T.C.O社 製造年:1950年代 機構:フリクション
プリントの美しい非常に出来の良い大きなバイク(全長29cm)です。
エンジンガードと風防、ツーリングバッグがついており、ツーリングライダーでしょう。エンジンはパラレルツインで、ドイツのメーカーであるNSUかアドラーのバイクと思われます。
N361のバイク・コレクションでは最高の1台です。

いいなぁ、ロボットの顔はいくら見ていても飽きないし、解説もいろんなことがわかって、楽しい。
こうして、写真を見ながら解説を書き写していると、全部を紹介したくなってきます。
3-1、3-2でくわしい解説を見たいなと思われましたら、上から何枚目の写真のが知りたいか、コメントしてください。
その分だけ、機会をみてまたご紹介します。 

 

母さん、ロボットがすきなんだね、ぼくもだ~いすき、ぼくが絵を描いてあげるよ。
くーたん、上手、ありがとう。