Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

「なまいきヴォルク」

2013-02-08 | テディベア

なまいきヴォルクの森のなかまたちのひとり、クマくんだよ、ぼくに似てるって母さんが笑うんだ。

 

おれヴォルク、よろしく!
ぼくくーたん、よろしく!

 

森の中で女の子が出会ったのは、オオカミとぬいぐるみのハーフ(?)ヴォルクだったの。
チョコレートをもらったヴォルクは、「おめえ きにいった しんゆうになってやってもいいぜ!」と言ったんだ。

 

すぐにふたりはなかよしになって、女の子のポッケはヴォルク専用になったんだって。

 

だけど、ある日、いたずらヴォルグは女の子がパパとママといっしょに写っていた大事な写真を破ってしまったんだ。
怒った女の子はヴォルグをお家に置きっぱなしにしていたんだけど、帰ってみたらヴォルグはぬいぐるみになってしまっていて、お目目を覚まさなかったの。
「ごめんね、ごめんね」と女の子は何度も何度もあやまったんだよ。

 

すると、ヴォルクはゆっくりと目を覚まして、こう言ったんだって。
「しかたがねえ……もういっかい しんゆうに なってやっても いいぜ」

 

それからずっと女の子のポッケにはチョコレートとヴォルグが入っているんだって、よかった~。

 

「なまいきヴォルク」は「どーもくん」、「ウェルかめ」(オープニング)、「ぼくはくま」、「こまねこ」の合田経郎監督の絵本です。
合田さんは3.11の大震災後すぐに「てをつなごうだいさくせん」を呼びかけ、みんなが手をつないで、被災地の子どもたちに笑顔を届けています。

 

三陸鉄道では今年の3月いっぱい「てをつな号」が走っています。

 

「てをつなごうだいさくせん」のことはこのブログでも何度かとりあげましたが、合田さんとのつながりがほかのところでもありました。
宇多田ヒカルさんが歌った「ぼくはくま」のアニメを担当した合田さん、その作品をもとに作られたプチくま家の管理人さんの「ぼくはプチくま」、何年か前にDVDをいただきました、やさしさにあふれた傑作です。

      

合田さんのTwitterも毎日楽しみです、これはそこでつぶやかれていた「ごーだのらくがきつうしん」のなかのお気に入りの1枚「スキップッ」です。

 

昨年、イギリスカーディフのKOTATSUフェスティバルで「こまねこのクリスマス」上映後、ひらかれたイギリスと日本を結ぶ合田さんとのQ&A、スクリーンの合田さん、手前でマイクを持っているのが、KOTATSUを主宰したあみさんです。

森のなかまたち なまいきヴォルク
ごーだのらくがきつうしん
こまねこQ&A こたつ報告3