「Illust Euro」では、フランス、イタリアを中心としたヨーロッパの、現在活躍するすぐれたイラストレーターを紹介、Facebookで毎日発信される美しい絵本やイラストを見るのを楽しみにしています。
「絵本はアート、飾ってください」と1冊目を買うとブックスタンドをおまけしてくれます。
この絵本「Liberté(自由)」は、先日、「Illust Euro」で共同購入しました。
とても美しい絵本で、蛇腹折りにページが展開していき、Paul Eluardの詩「Liberté(自由)」とともに、ナチスへのレジスタンス、詩の果たした役割や紹介が書かれています。
フランスでは小学生の時に、レジスタンス・反戦のこの詩を暗唱するそうです。
「自由」日本語訳
絵本のようす
フランス語の詩の朗読
昨日、残暑お見舞いのすてきな絵はがきを旦さんにいただきました。
Masaaki Nishimiyaさんの写真作品、光と影をテーマにしたもので、日常にあるものを撮影したものだそうです。
「PHOTOING」で数々のすばらしい作品を見ていただけます。
しろくま親子の切手を貼ってくださっています、ホログラム印刷なので光の加減で色が変わります。
2009年に発行された南極・北極極地保護の記念切手の1枚で、たぶん、はじめてのホログラム切手だったと思います。
おすそ分けしたテディベアの絵はがきをFacebookで紹介してくださったところ、あるフォロワーさんが共同制作されたNishimiyaさんのポストカードを送ってくださったそうです。
「色々な形でつながりを感じましたので、1部お送りします」とうれしい言葉を書いてくださっていました。
旦さん、ありがとうございました。
詩:ポール・エリュアール(1895年12月14日〜52年11月18日)は、フランスの詩人。レジスタンスの闘士、そして『愛』を多く歌った。
■詩<LIBERTÉ>(自由)の背景
1937年、スペイン内戦中のゲルニカ爆撃に、エリュアールは『ゲルニカの勝利』を書き、友人パブロ・ピカソは『ゲルニカ』を描いた。
1942年、ドイツ軍が占領するパリを逃れ、南東部の街に。反ナチの詩を匿名で書いた。イギリスの空軍機はそれを、フランスの空に撒いた。それに曲がついて繰り返し歌われる。作曲はフランシス・プーランクと、のちに知れた。同年の7月16、17日には、パリとその郊外に住むユダヤ人13,152人が逮捕され、アウシュビッツに送られた、という背景もありました。
こういったことが、この絵本「<LIBERTÉ>(自由)」が、フランスで推薦本に選ばれる一因と思われます。
美術工芸なみの加工のすばらしさを施すほど、この詩はフランス人にとり大事なものとわかります。
「Illust Euro」のページより引用 10:30追記