観たもの・たべたもの・・買ったもの

趣味ではじめた デジカメの写真だよ。

古くて新しい・・

2017-07-10 09:14:25 | 建物

富士屋ホテル西洋館、1906年建造 @箱根

レトロな建物が好き。日本を代表するクラシックホテルとして有名な箱根の富士屋ホテルに行ってみた。洋風・和風 いろいろなテイストが入り混じった5種類ほどの建物が独特の雰囲気をかもし出しております。リゾートホテルとして100年以上、苦難の時代を経ても続いてきた 歴史の重みを感じますね。ゆったりと落ち着いた雰囲気は 歴史を積み重ねてきたことによる余裕なのか。客足が落ち込んで大変な時期もあったようですが、時代にあわせて変化することで、存続し続けてきた。続く・続けるということはいろんなものの積み重ねなんだと思う次第。
5種類の建物のなかでも、明治時代の面影をもっとも強く残しているといわれる西洋館、入り口の張り出した屋根やレリーフの和風な感じとの微妙なバランスが特徴的。
宿泊しなくとも 箱根散歩のときには足を運びたいホテル。 このひはラウンジで Happy Hour の水割りをちびちびなめながら まったり読書にふけっていたのでありました。



右と左

2017-06-17 09:21:23 | 建物

くじらの背中、デッキ

横浜、大桟橋、背中からの眺めも素敵ですが ホールから続くデッキからの眺めもまたおつなもの。ガラスに映った景色がつくるシンメトリックな世界。フェンスや天井、つらいちになっていないガラス窓の上側のライン、微妙な角度が景色と組あわさって美しい幾何学模様とでもいうのかな。こんな景色に心魅かれたり。 




くじらの背中から

2017-06-10 23:46:58 | 建物

大桟橋からMM21

横浜大桟橋、愛称くじらの背中。多くの面を連続的に組み合わせゆるやかなスロープで高低差をつないだその形がとても魅力的な国際ターミナル埠頭。  国際コンペで最優秀案に選ばれた作品で 当時は若くて無名のイギリスの建築家2人の手によるもの。従来の建物の高低は水平に階を構成するものという概念を打ち崩したとして世界に大きな衝撃をもたらすものであったとのこと。とある解説によれば、「波のような曲線面を用いることによって、フロア・壁・天井をすべて連続した同一部分として捉え、ひと続きとして繋げた設計」(引用*) 確かに・・納得
*ArchiFuture Web より引用 http://www.archifuture-web.jp/magazine/16.html

それだけでなく、三角形を組み合わせた天井で柱がなくても強度をもたせるようにしたり、緊急車両が通る海側の通路の強度を強くし、その境界を目線の邪魔にならないシンプルな低い円柱で区切ったり、機能的にも配慮された建築なのです。

シンプルだけど美しい・・機能的なものは美しいのです。そしてここからの景色がまた格別。風にふかれてそぞろ歩きがなんとも心地いい。ちょっとへこんだときなどは、ここで風に吹かれて気分転換。。 お気に入りの場所。
横浜を代表する名建築だと思うんだけどな。

風に吹かれてといえば、ノーベル賞で話題になった ボブ・ディランの局ですね。 BGM は Blowin'The Wind compsed by Bob Dylan ちょっと社会的な歌詞ですが。

-How many times must the cannon bolls fly betore they’re forever banned?
永遠に禁止される前にどれくらいの砲弾が飛び交うのか?(どれくらいの砲弾が飛べば 禁止されるのか)
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
友よ、答えは風に吹かれているのさ


ぐるりと・・

2016-09-04 21:17:07 | 建物

さざえに似てる? サザエ堂 @会津若松

 年に一度は東北へ。今年は福島、会津まで。お目当てはサザエ堂。なんでもさざえの形に似てるからこの名前がついたとか。もともとはお寺(旧正宗寺しょうそうじ)の御堂(円通三匨堂えんつうさんそうどう)。階段ではなくらせん形の通路により一方通行で下から上そして下までぐるり1周。もともとは33観音が安置され、1周すれば巡礼ができたしくみ。明治になって廃仏毀釈で観音様はみんないなくなってしまったのだそうな。それはさておき、この構造・・どうなってるのかいろいろ思いをめぐらしながら眺めてみるのも楽しい。 世界に例をみない名建築といわれるのもうなずける。その構造の美しさにおもわず測量図をお買い上げ。 いろいろ調べてみるのもおもしろいかも。

オリンピックの閉幕とともにスポーツ観戦シーズン終わりかとおもいきや、ここにきて調子のいいどら様。やっと・やっと 待ち望んだ小笠原投手の初勝利におもわずガッツポーズ。ひさびさにスポーツニュースでもみるか。これからも、どんどん勝って活躍してね。


ぶらぶら・・歩く

2016-06-26 21:06:39 | 建物

ブルーノ・タウトが残したもの@熱海

ドイツ人建築家、ブルーノ・タウトが日本に残した唯一の建築物が熱海駅から程遠くないところにあるというので出かけてみた。
次期国立競技場を手がける隈研吾さんも絶賛したという、竹をふんだんにあしらった内装は、眼下に広がる美しい風景をきわだたせ、自然と調和した美しいもの。細部までのこだわりには驚嘆。シルクをあいらった壁や風景を存分に楽しめるように階段状になった部屋の構造など そのこだわりはすごい。一部、施主と意見があわず自分の美意識を貫けなかったところもあるようですが。

カントに傾倒し、影響をうけたというタウトの特徴は自然との調和と多様な色彩空間。また日本の建築様式を愛し、来日直後に訪れた桂離宮に感銘し「泣きたくなるほど美しい」と日記にしるしているそうな。奇しくもその日が彼の誕生日。最高の誕生日プレゼントになったんだろう。桂離宮を世界に広めた建築家でもあるそう。第二次世界大戦の前後に活躍したタウトは、カントに傾倒したことからもわかるように社会主義的思想の持ち主としてドイツ人でありながら ヒトラーから敵視され 祖国を捨てることになった 戦争に翻弄された建築家でもあり 最後はトルコに亡命し その地で生涯を終えたそうな。

どんな思いでこの建物を設計したのか。今となっては残された日記からしかその心情をはかることしかできないようです。

 どうなってんの。。 鬼門の神宮で3連敗ってか。勘弁してください。しかし、2位以下はすべて5割きってるセリーグ。情けなさ過ぎ・・・