日本吟道学院では秋季秋祭り大会が今年久しぶりに開催予定です。
秋祭りですから少し遊び心があります。
私は金子みすずの詩集を引っ張り出し、自分で吟譜を付記して
吟詠にチャレンジしようと思いました。
詩文は以下の「こだまでしょうか」です。
こだまでしょうか 金子みすゞ
「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと 「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
そうして、あとで さみしくなって、
「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
但し、徳富蘇峰の吟詠訓を少しでも取り入れます。
第3項:詩を吟ずるには、先ずその作家の何人なるか、いかなる場合に作りたるか、
何故に作りたるかを明らかにし、その作者に代わりて之を唱吟する心得あるべき事。
第4項:詩を吟ずるには、千篇一律ならざるよう、その詩の個性を生かすべき事。
先ずは朗読から
「こだまでしょうか 金子みすゞ」朗読