スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

平成29年修神会秋季吟道大会の一こま(指方順龍、柳田泰洲、廣岡幸吟合吟「赤蜻蛉」)

2017-11-25 09:00:00 | 修神会大会2018(H30)年以前

平成29年修神会秋季吟道大会でのいくつかの様子を4,5回に分けて紹介していきます。

今回は第2回目で、指方順龍、柳田泰洲、廣岡幸吟による合吟「赤蜻蛉」です。

童謡「赤とんぼ」の歌の後、「赤蜻蛉 渡辺吟神」の合吟、

そして再度、童謡「赤とんぼ」です。

皆さんも口ずさんでどうぞ、お聴き下さい。

 

赤とんぼ      作詞三木露風、作曲山田耕作 

夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か 

山の畑の 桑の実を
小籠につんだは まぼろしか

詩文

赤蜻蛉(赤とんぼ)   渡辺吟神

幾年 帰り来りて 茅縁に 佇む
窓に寄りて 坐ろに想う 母の 背の円きを
児童 あやしんで問う 何処より 来るかと
蜻蛉 紅に映じて 竿の先に在り 

(歌・三番) 
十五で 姉やは 嫁に行き
お里のたよりも 絶え果てた 
   
(歌・四番) 
夕焼け 小焼けの赤とんぼ
とまっているよ さおの先


*********ご感想はこのブログに・・・お待ちしております*******

 

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平成29年修神会秋季吟道大会の一こま(平原正洲さん独吟「古城」)

2017-11-18 09:00:00 | 平原正城

本日のブログでは、平成29年修神会秋季吟道大会の一こまを紹介します。

吟者は平原正洲さんです。

以下の文面は全て平原正洲さんに記述頂いたものです。

平原正洲さんの気持ちのこもった文章及び詩吟を

名城の背景写真とともに、じっくり味わって下さい。

 

*********ご感想はこのブログに是非お願いします*******

・平原正洲は、10月21日(土)・横浜市青葉区の青葉公会堂で開催された

「平成29年度修神会秋季大会」大陽日酸本社教場の仲間と共に参加し、

独吟・合吟共に、日頃の練習の成果を披露させていただきました。

 私の今回の独吟(=独唱)では、三橋美智也の持ち歌で、カラオケで良く歌う

「古城・・松風騒ぐ丘の上 古城よ 一人何偲ぶ・・・」の詩吟版『古城』を吟じました、

この詩文は我々「修神会」の所属する上部団体の「日本吟道学院」

創設者・渡辺龍神先生のご子息の渡辺吟神先生の作と聞いております。

 

詩文は下記の通りです。

 

天守閣上 松籟(しょうらい)咽(むせ)び

世紀の英雄 何れの処(ところ)にか 眠る

騮馬(りゅうば) 嘶(いなな)かず 人の影絶え

皎月(こうげつ) 空しく照らす 古城の辺(ほとり)

 

(注)・松籟=松に吹く風音    ・騮馬=栗毛の馬   

・皎月=明るく輝く月

   

解説と感想

時代の流れと共に最近は「歌謡吟詠」と言って、

歌謡曲と詩吟とをドッキングさせた場面も多く聞かれる時代となっており、

当詩吟も歌謡曲と併せて唄うケースが多いようですが、

吟力にまだまだ未熟な私は、今回は詩吟のみに注力させていただきました。

 

歌謡曲・詩吟とも、寂れた古城の侘しさ、静けさを著しているところは共通ですが、

歌謡曲の「昼」の情景に対し、詩吟の方は「夜」の情景を著しており、

満月に照らしだされた古城やその周りの風情を強く印象づける様に努力し、

吟ずることが出来たと思っております。是非、お聞きください。

                                           以上

 

*********ご感想はこのブログに・・・お待ちしております*******

 

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沖縄県に引っ越したKさん、詩吟の定番「富士山」を一緒に吟じてみませんか?つまりネットによる個人レッスンの取っ掛かりにしたく

2017-11-11 09:00:00 | オンライン等個人個人レッスン

福祉吟詠教室の仲間が、沖縄県に引っ越しました。

そこで、遠く離れても、お金かけずに何とかインターンネットを利用して

今まで面前で練習していたことが出来ないものだろうかと

模索することにしました。

先ず手始めとして、私の口調・節調を口伝で進めたいと思い、

「富士山 石川丈山」を利用して、今回のyoutube作成に到りました。

富士山  石川丈山

仙客 来り遊ぶ 雲外の嶺

神竜 棲み老ゆ 洞中の淵

雪は紈素の如く 煙は柄の如し

白扇 倒しまに懸る 東海の天 

詩の心(日本吟道学院教典より転記)

古来、富士山を詠んだ詩や歌の多い中で、山部赤人の

「田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける」

の歌と並んで、最も有名な詩です。

富士の白雪を扇の地に、立ちのぼる煙を扇の柄に見立てた着想が独特の詩境です。

吟詠の練習は、「素読>>>詩の心>>>吟詠」の繰り返しです。

以下youtubeは吟詠のみです。どうぞ活用して下さい。

沖縄県のKさん、リハビリと一緒に詩吟も頑張って下さい。


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11月の吟詠:渡辺吟神集から「失敗無し」を紹介します

2017-11-04 09:00:00 | 絶句

いつも記していますが、吟道範典の一つに渡辺吟神先生が著された「吟神作品集」があります。

最初の章は「一日一吟、これを吟じ、これを実践して、幸福をつかんでいただきたいと祈りながら」の

前書きの基、「万人幸福之詩」として多数の吟譜が纏められています。

私も座右に置いている訳ですが、11月吟詠では、「失敗無し」を紹介します。

1.詩文

失敗無し  渡辺吟神 

人生の万道 失敗は無し 

総て是れ 到達の行哩に過ぎず 
君若し為さんと欲すれば  須らく総力を以って為すべし

 洋々たる胆道は 最も近きに在り

 

2.詩文の意味(範典より)

人生に失敗は無いのだ。総て成功の道行、成就の行程、

従って人生は瞬間瞬間、常に総力の結集、総ての因子の過不足なき総合調和にある。

そして何らの矛盾も無く、一つの偶然も無い。(丸山敏雄著 歓喜の人生より)

人生に無駄は無い。第一回の失敗は、第二回の成功の足がかりであり、

第二回の失敗は、第三回の大成功の花々しい序曲であらねばならない。

失敗したからとて意気消沈してはいけない。その時こそ、総力をあげて、事に当たるべきチャンスなのだ。

一日再びあしたなり難し。今日こそ一番良い日だ。チャンスは目の前にある。

 

 3.素読から吟詠をどうぞ

秋の花、コスモス等の写真を背景にお聴き下さい。


今回は吟詠伴奏にカノン(勇壮教訓)を使用しました。ご感想は?

 平成29年11月の吟詠は渡辺吟神集から「失敗無し」を紹介しました。

ではまたお会いしましょう。

 

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「福祉吟詠」、今後の予定です。ご参加をお待ちします。(11月1日)

2017-11-01 09:00:00 | ラポール等今月の開催案内

私は、このブログを通じて、「福祉吟詠」の普及を試みています。(ブログは原則毎週土曜日9時に公開)

更に、毎月1日に今後の「福祉吟詠」予定を掲載しています。ご予定のつく方は是非ご参加下さい。

①横浜市西区社会福祉協議会(フクシア)下記日程で何れも10時~16時の間に、適宜練習します。

 H29年 11月12日(日)、11月25日(土)、12月3日(日)、12月23日(土)

 H30年  1月6日(土)、1月14日(日)、2月11日(日)、2月24日(土)、3月10日(土)、3月24日(土)

        4月8日(日)、4月28日(土)

②横浜市港北区障碍者文化センター(ラポール):13時10分~15時

 H29年  11月2日(木)、11月7日(火)、11月11日(土)、11月19日(日)

        12月5日(火)、12月10日(日)、12月17日(日)、12月19日(火)、12月26日(火)

下記はラポールの掲示板に置いて頂くことになったパンフレットです。

今月号では福祉吟詠教室の仲間の写真を掲載してあります。

(写真掲載・公開は、皆さんの合意を得ております。

後列左より二人目がこのブログ作者の指方、

後列左より三人目がこのパンフレットを作成してくれる柳田さんです。どうぞ宜しくお願いします。)

 

上記と並行して、私が参加している詩吟の会もありますので、こちらにもご参加下さい。

③東京都品川区T会社:17時30分~19時

 H29年 11月1日(水)、11月15日(水)、12月6日(水)、12月20日(水) 

④横須賀市福祉会館:13時~15時

 H29年 11月3日(金)、11月17日(金)、12月1日(金)、12月15日(金)

 

(「福祉吟詠」の参考にどうぞ)

エッセー:「スマート詩吟は面白い」 

http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-15064-2.jsp

 

 

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