前回に続き今回は第2回です。
「高橋修神生誕100年・創立50周年修神会吟道記念大会を終えて」
進行は会員全員による宮沢賢治作「雨にも負けず」の大合唱で幕を開けました。
午前中は23組の会員吟詠及び7組の賛助吟詠で盛り上がりました。
午後の式典では福田紀彦川崎市長から「2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、
スポーツだけでなく文化芸術の振興も図り、
『音楽のまち・かわさき』をはじめとする川崎市が誇る文化芸術を全国に向けて積極的に発信していきたいので、
来場された方々に伝統文化の素晴らしさ、奥深さを存分に伝えて頂きたい。」とご祝辞を頂戴いたしました。
さらに森豪神最高顧問のご祝辞の後、宇波千神理事長より井上会長に感謝状が贈呈されました。
「夢のひととき」のコーナーでは尺八とヴァイオリンの楽器演奏による唱歌、クラシックを楽しみ、
その後30名の全国認可団体会長の方々からの模範吟詠に感動いたしました。
構成番組は「漢詩歴史探訪」をテーマとして中国及び日本の悠久の詩情を詠い上げました。
全員による「朗吟讃歌」は高橋修神先生の御許に届かんばかりの迫力がありました。
修神会会長・副会長の役員独吟の後、万歳三唱で予定通り記念大会は終了し、懇親会場に場を移しました。
私事ではありますが、終演の際一般席に私は友人の顔を見つけ聴吟のお礼に出向いた所、
逆に彼のほうから「初めて詩吟に触れましたが、決してお世辞ではなく、
詩吟そのものもシナリオも舞台演出も入場前に想像していた何十倍も素晴らしいと感動しました。」と申し述べられました。
私は「感動しました」と聞いて、
日頃から詩吟は聴いて頂く方に「感動を与えるものでなければならない」と言っていた手前落涙を禁じ得ませんでした。
第2回目はここまでです。次回は最終回の第3回目でお会いしましょう。