2月のまだ肌寒い日でしたが、何となく近くの公園を散歩しました。その公園は梅園としても有名ですから、観梅に行こうと思った次第です。
未だ蕾あるいは一寸だけ咲きかけている梅を見ていたら、急に「新島襄の寒梅」の詩を吟じたくなりました。
吟じたい衝動の中の詩吟ですが、ぜひお聴き下さい。今回のブログは「2月の吟詠」として紹介します。
この「寒梅」は私の詩吟仲間の多くの方が吟じていますので、以前このブログでも紹介したことがあります。
1.詩文は次の通りです。
寒梅 新島襄
庭上の一寒梅 笑って風雪を侵して開く
争わず又力めず 自ずから百花の魁を占む
2.読みは次の通りです。
ていじょうのいち かんばい わらって ふうせつを おかして ひらく
あらそわず また つとめず おのずから ひゃっかの さきがけを しむ
3.詩のこころは次の通りです。
新島襄の心にはいつも寒梅の精神があったことでしょう。「八重の桜」の大河ドラマで堪能しました。
つまり、庭先の梅の木は、冬の厳しい風雪に耐え、笑っている様に平然と咲いています。
争って咲いているわけでなく、また無理して咲いているわけでもありません。
自然にありのままの姿で、あらゆる花のさきがけとなって咲いています。
他の全ての花にさきがけて咲く梅の精神ですよね。
わずかな単語の中に新島襄の気持ち・世界に浸りたいと思います。
次のいずれかのURLで吟詠をどうぞ!!
今後、毎月その月に合う「今月の吟詠」として紹介していければ良いなあ、と思っています。