博文(ひろぶみ)通信

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25.12月定例会行政報告その3

2013-12-17 18:30:28 | 日記

一昨日の続きです。

〇住民意向調査について、ご報告いたします。

 住民意向調査の結果速報が10月4日に発表されました。世帯の代表者を対象として、9,656世帯に対し郵送により実施しました。このうち回答は6,132世帯、回収率は63.5%となっております。

 まず、復興公営住宅については、希望する28.0%、判断できない36.1%、希望しない34.8%となっており、世代別にみると、高齢者の希望が多い傾向になっております。また、希望する自治体については、南相馬市577世帯、いわき市479世帯、二本松市302世帯、福島市314世帯、郡山市133世帯となっており、入居を希望する方の総数は2,065世帯となりました。

 次に、町への帰還の意向については、戻りたいと考えている18.8%、判断がつかない37.5%、戻らないと決めている37.5%となっております。

 前回の意向調査とは、対象者や設問の内容が異なることから、単純な比較は出来ませんが、判断がつかない、帰らないという方の割合が増えており、町民の皆さんの判断材料となる情報を、より早く提供できるよう努めてまいります。

 

〇町外コミュニティについて、ご報告いたします。

 二本松市におきましては、8月の意向調査では二本松市への希望世帯は302世帯となっております。油井字根柄山に復興公営住宅の整備を決定し、二本松市と県との間で用地取得に向けた手続きを進めております。建て方にもよりますが、70~100戸程度となる見込みと聞いております。

 いわき市におきましては、意向調査での希望世帯は479世帯となっております。整備状況としましては、先行整備分2地区250戸について11月19日に着工し、平成26年12月末まで完成予定となっております。また、11月8日には新たに3地区138戸の整備が発表されました。

 南相馬市におきましては、意向調査での希望世帯は577世帯となっております。こちらも11月8日に新たに原町区北原と原町区上町の2地区350戸が発表されました。一刻も早く希望者が入居できるよう求めていきたいと考えております。 

 その他の地域での復興公営住宅整備については、桑折町が今年2月13日に締結した協定書に基づき、町営の復興公営住宅25戸について平成26年度完成を予定し整備を進めています。また、本宮市からも同市に避難している浪江町民の支援のために市営の復興公営住宅を整備したいとの申し出があります。

 町としては、まず南相馬市、いわき市、二本松市の町外コミュニティについてしっかりと整備を進めることとし、その他の地域については応急仮設住宅の一刻も早い解消に向け、国・県にも強く働きかけ、必要な復興公営住宅を早急に確保できるよう取り組んでまいります。

 

〇「浪江のこころ通信」総集編の制作について、ご報告いたします。

  毎月の「広報なみえ」に掲載している「浪江のこころ通信」について、これまでの掲載分を一冊にまとめた総集編を制作したいと考えております。震災から3年を迎える来年3月に合わせて、町民の皆さんに「総集編」を配布し、長期化する避難生活の中での心の支えとして、絆の維持につなげていきたいと考えております。

 

〇情報受信とコミュニケーションに関するアンケートについて、ご報告いたします。 

 7月に情報受信とコミュニケーションに関するアンケートをKDDI総研と連携して実施し、このたびその調査結果がまとまりました。役場からのほしい情報としては、賠償や復興計画、浪江の今、町民の様子などを求めているということがわかりましたので、毎月の広報に、町長のメッセージや賠償に関するコーナーを掲載することや、町のフェイスブックで町民の皆さんの写真を掲載するなど改善に努めており、引き続き、町民の皆さんが求める情報を迅速に提供できるよう取り組んでまいります。

 

今日は、ここまで