博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

25.12月定例会行政報告その8

2013-12-23 17:45:31 | 日記

昨日の続きです。

 

〇応急仮設住宅及び借上げ住宅について、ご報告いたします。

 11月末現在、建設戸数2,893戸に対して入居戸数が2,251戸、入居人数は4,296人、入居率は77.8%となっております。また、県内の特例借上げ住宅の状況につきましては、会津地方が136戸338人、中通り地方が2,392戸5,360人、浜通り地方が1,460戸2,806人、合計3,988戸8,504人となっております。

 仮設住宅の一斉点検につきましては、管理者である県の発注により、11月11日から調査が進め、年末までには点検完了の予定で、完了した団地から順次修繕等が実施されます。町としましても、8月下旬から独自に実施しました点検結果及び自治会長等からの報告等を取りまとめ、県に対し早急かつ適切な修繕について要望してまいります。

 また、県内の借上げ住宅の契約期間については、平成26年3月31日までになっておりまして、対象物件である約4,000件について、現在、再契約事務を進めております。なお、供与期間については1年の延長で、平成27年3月31日までとなっております。

 

〇避難指示区域への立ち入りについて、ご報告いたします。

 11月末現在、浪江町通行証8,896件、車や同乗者の変更2,116件、浪江町臨時通行証7,219件を発行しております。8月には、お墓まいり等の申請が多く臨時通行証1,469件を発行しました。

 また、10月17日から20日の4日間のバス立入りについては、82世帯114名から申し込みがあり、実績は72世帯94名の立入りとなっております。公益立入りについては、9月294件、10月641件、11月557件の発行実績となっております。

 

○教育行政について、ご報告いたします。

  全国に避難している浪江町の子どもたちの再会の場である「集まれ!なみえっ子」を10月14日と20日に猪苗代町の磐梯青少年交流の家で開催しました。児童・生徒とその保護者等に教職員を加えた約210名が参加しました。開会式に続いて、午前中は全員が体育館でのレクリエーションを楽しみ、午後からは子どもたちは会津塗ペン立ての絵付け体験、保護者等は町長との懇談会に分かれて活動し、それぞれに有意義な時間を過ごすことが出来たようで、名ごりを惜しみながら散会しました。

  次に、11月23日から24日の両日に、JR二本松駅前周辺を会場に開かれた「復興なみえ町十日市祭」で、浪江小学校では全校児童による和太鼓の演奏、浪江中学校ではよさこい踊りなど学習成果などを発表しました。会場に詰めかけた大勢の観客から盛んな拍手が送られました。 

 次に、10月31日にはOECDのイッシンガー教育局長が浪江小学校を訪問して状況をつぶさに視察しました。OECDは東日本大震災から東北の教育が復興するための支援に早くから取り組んでいますが、今回はその中心的役割を担う福島大学の関係者と共に訪れて、局長による特別授業、子どもたちとの交流、全校教職員・児童との給食体験など、約2時間半の滞在でした。5、6年生対象の特別授業では局長自身の体験を交えながら「変化を恐れず、新しいものに興味関心を持つことの大切さ」等について熱心に語りかけ、子どもたちの将来への夢に対しては温かい励ましの言葉を送りました。これに対して子どもたちは元気な歌声と浪江小学校オリジナルのTシャツを贈って感謝の気持ちを伝えるなど交流を深めました。全町避難という困難な状況で明るく元気に学ぶ子どもたちと、これをしっかりと支える教職員の姿を目の当たりにして局長はじめ福島大学関係者は浪江小学校に強い印象を抱いたようでした。

 

行政報告も残すところ、あと1回となりました。明日が最後となります。

今日は、ここまで