<福島民友ニュースより>
浪江への思い再確認 二本松で町民が展示会や芸能祭
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復興のつどいに花を添えた名誉町民の原田さん(右) |
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く浪江町民が集うイベント「なみえ3・11復興のつどい」は22日、二本松市で開かれ、県内外から町民1000人以上が詰め掛けた。同実行委(熊川勝実行委員長)の主催、福島民友新聞社などの後援。
震災から3年が経過し、町民を取り巻く環境が変化していく中で、震災を忘れず、古里を感じることができるイベントにしようと開催した。
町復興まちづくり計画の説明会や町内を復元した模型の展示、仮設・借り上げ住宅自治会などによるステージ発表、町芸能祭などが行われた。昨年11月に町3人目となる名誉町民となった民謡歌手の原田直之さんのミニコンサートも開かれ、イベントに花を添えた。
(2014年3月23日 福島民友ニュース)
*21日に用事があり、お墓詣りに行けなかったため昨日は、妻と二人でお墓詣りに浪江町へ一時帰宅しました。なので残念ながら、「なみえ3・11復興のつどい」に行けませんでした。行けば詳しく各イベントを報告できたのですが、申し訳ありません。
「スタッフのみなさん、ご苦労様でした」。
さて、昨日の続きです。
○賠償支援関係について、ご報告いたします。
昨年12月26日に原子力損害賠償紛争審査会により、中間指針第四次追補が出されましたが、この指針の趣旨を踏まえた速やかな賠償、指針に明記されていない損害を含め、全ての被害者が一日も早く生活や事業を再建することのできる賠償を、的確・迅速に行うことを求め、2月6日に、経産省及び東電に対し、緊急要求を行いました。
○浪江町内の除染の進捗状況について、ご報告いたします。
酒田行政区における仮置場の造成工事が完了し、2月末での除染の進捗率は、宅地で20%、農地で30%、森林で80%となっております。
本格除染を発注した高瀬行政区、立野下行政区につきましては、仮置場の測量を終え現在、設計を行っており、来年1月末までを工期とし、面的な除染が完了いたします。
また、帰還困難区域の除染モデル事業の進捗状況でございますが、赤宇木地区、大堀地区につきましては、除染が完了しており、現在、各地権者へ結果の報告を行っております。井手地区につきましては、全体で70%の進捗率であり3月中旬には全ての除染が完了する予定でございます。
さらには、先行除染として行った大堀取水場、大堀配水池、末ノ森配水池、末ノ森中継ポンプ場、北部衛生センターの全ての除染が完了しており、これで町内の上水道施設の全ての除染が完了いたしました。
次に、町内全域の共同墓地の除染の進捗でごさいますが、降雪の影響により工程が遅れておりますが、作業人員を増員する等の対策を講じ、遅れを取り戻すべく3月の彼岸前までに完了するよう進めているところでございます。
仮置場の確保状況でございますが、酒田、高瀬、立野下の3行政区で確保されましたが、まだ確保されていない行政区につきましても、引き続き仮置場の確保に向け関係行政区長さんと相談をしながら進めているところでございます。今後とも、対象住民の皆様へ丁寧な説明をし、「仮置場の確保」及び「除染作業」へのご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。