今日から、浪江町ADR集団申し立てに関する説明会が始まりました。
議会での対応は、説明会は和解案に対して出席者(申立人)からの意見聴取などの場であるため、3常任委員会で各会場の担当を振り分け、初日の福島県文化センターの会場は、総務常任委員会のメンバーが出席し、意見聴取を行いました。私は文教・厚生常任委員会に所属していますが、アパートの近くでの開催のため出席しました。
馬場町長は挨拶の中で、「低線量被ばくによる精神的苦痛の証明が出来なかったこと、妊婦への増額は個別対応になったこと、地域コミュニティの崩壊は判断がつかなかったことなどは残念であったが、今回の和解案は増額が認められ総合的に考えれば、60~65点位の評価をしている」と、ある程度和解案を評価しました(あくまでも私のメモからの要約です)。
その後、檜野副町長からA4両面の資料の基、和解案の具体的説明があり、「今回の和解案を受け入れても、申立人には不利益は被ることはないものと考え、町として受け入れたい。長期化を少しでも避けるためにも同意書を早急に提出してもらい、数を持って東電に対しプレッシャーをかけたい」と、和解案受け入れの町としての考えに理解を求めました(これも、あくまでも私のメモからの要約です)。
何点か質問はありましたが、弁護団の3弁護士も同席していましたので、混乱することなく開催から約1時間半で終了しました。
最後に誤解のないように。「これはあくまでもADRが示した和解案に対し、町が受け入れることであって、東電が受け入れなければ合意とはなりません」。