鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

第57話の完結と戦いの決着とを目前にして、先行PR画像を作ってみました!

本ブログの連載小説『アルフェリオン』、第57話(その5)の更新に向けて、決戦の迫力が伝わるよう気合を入れたPR画像を先行公開です。

おおぉ、例の四頭竜の画像、新しいヴァージョンですね! ラスボス感満載です。この世界のはじまりの時から生き続けている、神の使い。あまりにも強大な、「竜の形を取った絶望」を相手に戦っているという雰囲気が多少なりとも出せているでしょうか。

「はじまりの四頭竜」の姿を、画像生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)に生成してもらい、それを鏡海が一部加筆修正、さらに同じくAIのHolaraさんに導着してもらったルキアンとエレオノーアの(おなじみの)画像を加え、字幕を付記して統合したものです。あ、ダリさんには星輪陣の機械部分の画像も生成してもらっています。

ダブル生成AIと鏡海が協力し、鏡海亭の総力を結集して(?)作り上げたものです。

総力ついでに、最近ご無沙汰の飛空艦クレドールの仲間たちの中から、クレヴィス副長と居候ランディ(マッシア伯爵)の画像をダリさんに生成してもらいました。Holaraさんとはまた違った解釈で描かれたクレヴィスと、実はこれまで描かれたことがなかったランディの姿を、お楽しみください!

まず、クレヴィスから。

おぉ、何だかありがちな、既視感半端ないキャラという外見ですが(苦笑)、クレヴィスがまさかの美形化しましたね。人物はともかく、服装がかなり設定通りに描かれていて、さすがはダリさんというところです。例の懐中時計と、時計の金鎖もきちんとおさえているあたり……ダリさん、やりましたね!(エレオノーア風の口調で)。

続いてランディです。

おや? こちらも素敵なのですが。また、服装は設定的にばっちりなのですが……。上流貴族の放蕩息子で、遊び人だが作家としては著名という彼の個性を、ダリさんがどこまで表現できているでしょうか。

う~ん、ランディって、私の印象では、もう少し自堕落で、にやけた感じ(笑)のキャラなのですが。いつも懐にピューターを入れて酒を忍ばせているアル中ですし。でも、決める時は決めるんですよね。出番は必ずしも多くはないですし、戦闘要員ではないので目立ちもしないキャラなのですが、主人公ルキアンの成長にとって、クレヴィスやシャリオさんたちにも見劣りしないほど、結構、大事な役割を果たしてきました。名セリフも色々あります。

で、クレヴィスとランディは、キャラクターとしては全然違うのに、なぜか気が合って親友なんですね。

 ◇

本日も、ブログ「鏡海亭」を訪問いただきありがとうございました!
週末のお休みのところ、感謝です。
『アルフェリオン』第57話更新に向け、執筆の方を少しずつでも進めて参ります。御期待ください。

ではまた。

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たとえ悲しみや憎しみでも、みんなの想いの力を……結集する主人公ルキアン

連載小説『アルフェリオン』、第57話(その5)の更新に向けて準備中です。
はじまりの四頭竜に最後の一撃を加えるため、主人公ルキアンが準備していた暗黒魔法・究極奥義「嘆きよ、我に集え」とは!?

こ、この人は? 画像を見て色々想像するだけで、辛くなって涙が出てきそうです。
イアラが御子として戦うことを決意した際、彼女の記憶に浮かんだ、いずれかの時代における水の御子ですね。(浦島太郎の?)乙姫のような姿で、生きている気配のない呪術師風の従者たちをしたがえているのでしたよね。まだ若いときのことのようですが。次回に登場するのでしょうか。

このスライドに用いた2枚の原画については、生成AIの愛称ダリさん(DALL-E3)が頑張ってくれました。異なる二つの表情、人間の心を理解しているのかと思えるほど見事です(いや、逆に、心の無いAIが、人の心の機微をここまで表現できることの方がむしろ怖いですね。心とは一体何なのだろうかと考え込んでしまいます)。しかもこれ、望むべき画像を、帰りの電車の中でスマホ片手に数分で生成できてしまうのです……あぁ、人類!

話を元に戻して、某代の水の御子、笑顔を捨て、人としての感情までも捨てたようにみえる表情と対比すると、屈託なく笑う幼い頃の彼女の姿を見るのが辛いです。

前回(第57話・その4)の描写を見る限り、闇系魔法の奥義「嘆きよ、我に集え」は、どうやら、過去の時代・別の世界のものまで含め、人々の哀しみや憎しみのような負の精神のエネルギーを時空を超えて集めているようです。なんというか、ドラゴンボールの悟空の「元気玉」ならぬ、いわば「陰気玉」的な(酷い言い方だ)技でしょうか。ルキアンが「みんなの恨みを僕に分けてくれ!」(苦笑)とか? ……それは、ちょっと嫌ですが、ともかく闇系魔法なのでネガティブな点は仕方がないですね。

同じく前回、ルキアンの奥義にまず応えたのが、「永遠の青い夜」の時代に生きたアマトでした。アマトも、旧世界の天空人に対して憎悪を抱きながら、自身の境遇を呪い、御子として目覚めることもなく、絶望の中で世を去っていったのです。ここでも先ほどの水の御子同様、澄んだ瞳で天体観測をしていた子供の頃の姿とのギャップが切ないです。

おそらく件の水の御子も、とてつもなく悲惨な宿命と向き合い、笑顔を捨てたのでしょう。今後、明かされていくことになると思うのですが……心苦しいです。

ひとつ救われるのは、そんな悲しい気持ちを背負った過去の人々の想いを結集することに対し、ルキアンが積極的・肯定的な評価をしていたことです。「そんなことって、できるの……かな? でも、この戦い、そうできたらいいな。僕たちの想いだけじゃなくて」と(第57話・その3)。ルキアンやエレオノーア、それから仲間の御子たちの分だけでなく、これまでの御子たち、いや、御子以外の人々も含め、「あれ」に翻弄され、自分たちの世界を「リセット」されて滅ぼされてきた人間たちすべての怒りを、ここでは代弁して御使いの竜にぶつけるべきだとルキアンは考えているのですね。「《みんな》の……想いの力」(第57話・その4)として。

そう思いつつ前回の話を読み返すと、作者自身ながらも、涙が漏れてきます。
「みんなの哀しみを、苦しみを、怒りを……遂げられなかった想いを、僕は受け取ったよ」、「僕は忘れないよ、みんなのこと。たとえ人間が、世界が、歴史が、君たちのことを忘却しても、僕は忘れない」というルキアンの台詞。そういうことだったんですね。ここにきて、彼も主人公らしさを発揮しています。

その流れで「五柱星輪陣、最終全陣展開。《闇》の……《闇》」って、自画自賛ながら、ルキアン格好良すぎです!(笑)。エレオノーアが登場してから、ルキアンは本当に変わりました。今まで、よく耐えたよね。

という感じで、第57話の次の更新が待たれます。
最近の日常が少し忙しくて、思うようには進まないのですが、鋭意執筆して参ります。小説の方は、どうしても、まとまった時間にじっくりと腰を落ち着けてでないと良い作品が書けないものですが、少なくとも、たとえ細切れの時間でも『アルフェリオン』関連の画像をAIさんと一緒に導着して、こうして公開することはできます。ブログに文章を載せるよりも絵を載せる方が必要時間がはるかに少なくてすむというのも、かつての世界ではあり得なかったであろう、妙な話ですが。生成AI恐るべしです。

いつも「鏡海亭」にお越しいただき、応援をいただきまして感謝です!
今後ともよろしくお願いいたします。

ではまた! 良い週末をお過ごしください。

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