鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

『アルフェリオン』の名場面をAIのDALL-Eさんで画像化してみた

こんにちは。
この間、画像生成AIのDALL-E3(以下、愛称・ダリさん)をChatGPT経由で利用し始め、そのポテンシャルに驚きを隠せない鏡海です。
ダリさんに慣れるため、もっと一緒に遊ぼうということで、本ブログの連載小説『アルフェリオン』から名場面の画像化をダリさんにお願いしてみました。

まずは第47・48話「深淵」より、シェフィーアさんがレイシアと海辺を散歩している場面ですね。作者の私自身、大好きなシーンです。

おぉ、シェフィーアさん、髪をなびかせてカッコいいじゃないですか。こんな演出まで自然に取り入れてくれるダリさん、なかなか分かってますね。欲を言えば、レイシアがもう少し近くにいてくれた方が、もっとよかったかもしれません。

広大ながらもどこかうら寂しい北の海の砂州、その雰囲気がうまく表現されていると思います。

 

ちなみにボツ画像として:

先ほどの画像よりも、こちらの方が良くできているという見方もあります。ただ、シェフィーアさんがフルプレートの完全武装でいかつすぎますね(笑)。体型も筋骨たくましい男性の騎士のようです。兜で顔が隠れているのも惜しい。
もう一方のレイシアは素敵ですね。

 

ボツ画像その2:

何だか絵柄がアニメの1シーンのようですが……。
そう、アニメ風のタッチの方が欲しい場合もあるのですが、今回は求めている絵柄とは異なります。
シェフィーアさんはともかく、レイシアの方は、私の中のイメージに相当に近いです。見事だというしかありません。

複数の対象にそれぞれ詳細なプロンプトを設定しても、ダリさんはひとつひとつ丁寧に拾ってくれます。さすがChatGPTと組んでいるだけのことはあります。

ダリさんは、画像への言語の反映能力は非常に高いです。ただ、プロンプトを受け止める能力が高いだけに、良くも悪くもこちらの指示に忠実で、逆にこちらの狙いや予想を超えるような(トンデモも含めて)斜め上の提案はあまりありません。

同じくAIのHolaraさんは、そのへんの精度がむしろ微妙なことがある半面、だからこそ、時々、プロンプターが意図してなかった、あるいは意識化・言語化できなかった希望までも、偶然的に画像化してくれて、100点満点を超えて120点になることがあるのですよね(笑)。「ガチャ」的な効果ですね。「あ、そういえば、それそれ!」とこちらが気づかされるような。

 ◇

もうひとつ、今度は物語序盤の「パラミシオン編」から、第6・7話の「光と影の塔」というタイトルにもなっている、ファンタジー世界風の異空間パラミシオンに突然そびえ立っていた旧世界の「塔」、あの怪しげなビルの画像化をダリさんにお願いしました。

素晴らしい! 手つかずの自然であふれる大地に、なぜか近未来のビルがぽつんと存在しているという、あの違和感が巧みに再現されています。

ちなみに、まだ情報量の少なかった物語序盤に、なんだか唐突に出てきて沢山の謎を残して去っていった「パラミシオン編」ですが……いま思えば、ものすごい伏線がいくつも隠れているのですよね。あるいは、現時点(第57話)までの情報をふまえれば、あれはそういうことだったのか!と思い当たる部分もいろいろあるでしょう。

ただ、なぜパラミシオンに旧世界の遺構が存在するのか、というそもそも論的な謎は、残されたままです。これは、今後起こる、とある大事件を境に、謎が解けてくると思います。旧世界が崩壊したとき、どんな状況であったか、そのとき天上界のコロニー群を統べる「天帝」が何をしたか、という点に深くかかわっています。おっと……ネタバレになるといけないので、このへんでストップ。

 

ボツ画像1:

ビルの不気味さ・異様さがなかなか出ていて、これもよいのですが、草木が多すぎる(笑)のと、パラミシオンの世界像があまり反映されていない感じがしますね。

 

ボツ画像2:

ビルが複雑すぎ、大きすぎますね。ビルというより、かつての九龍城ではないですが、これらのビルの集合体でひとつの街になっているとか、あるいは某奪還屋さんの無限城みたいな感じもしたり、私は直感的に、どことなく北斗の拳とかマッドマックスのような荒廃した世界を想像してしまいます。「ヒャッハー!」(笑)的なモヒカン刈りやスキンヘッドの悪党たちがビルの陰から改造バイクに乗って飛び出してきそうな……。ちょっと、アルフェリオンの世界とはまた違いますね。

いずれにしましても、ダリさんの表現力、こちらの意図に対する理解力には驚くべきものがありますので(まさにAIと対話しながら一緒に作業を進めていく感じ)、連載小説『アルフェリオン』の名シーンや重要スポット(?)などを画像化していきたいと思います。

いつも『アルフェリオン』を応援いただき、ご愛読いただき、感謝申し上げます!
無数の作品がウェブをはじめ各メディアであふれかえる中、「ここにしかない物語」を目指して連載を続けていきます。

ではまた。

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画像生成AIのDALL-E3に、エレオノーアを描いてもらったら……

画像生成AIのDALL-E3(ダリ・スリー。以下、ダリさん)と遊んでみる企画、まだ続きます。
今回は、本ブログの連載小説『アルフェリオン』のヒロイン、エレオノーアの画像化をダリさんにお願いしてみました。

最初の生成:

え、えぇっ!? 「闇の御子」として生きる娘というのであれば、本来は、こういう感じなのかもしれません。髪型や服装は指定した通りなのですが、それにもかかわらず雰囲気が全然違いますね。サイボーグっぽいクールな美少女。小説本編に出てくるエレオノーアは真逆で、熱くて率直で生々しい(笑)感じのキャラですから。

もっとも、当初の設定では、エレオノーアはたしかにこの画像のような印象だったのですよね。それが、実際に書き始めたらキャラがどんどん独り歩きして、いまのような彼女になったのです。ただ、現在のエレオノーアは、主人公のルキアンと息が合っているように思いますが、この絵のようなエレオノーアだったら、残念ながらルキアンとは合わなさそうです(苦笑)。

そこで、二回目の生成:

あらら。今度は子供っぽ過ぎました。それに、もうちょっと元気が欲しいですね。
しかし画像のクオリティ自体は高いです。

そこで三度目・四度目にダリさんにお願いして導着された画像のキャラに、鏡海が背景と字幕を付けてみたのが以下です。第53話「光翠の谷を越えて」の名場面より。まだ少年エレオンとして振舞っていた少女エレオノーアが、食材の調達のためルキアンと魚を釣りに行く道中の話。

実際に小説本編に登場した頃のエレオノーアは、まさにこんな感じのキャラでした。
ダリさん、さすがです。
ボーイッシュな素朴なキャラだったはずが・・・そこから、彼女の「女性」としての部分が前に出てきて、いまの絶妙な具合のエレオノーアがいます。

次なる生成。第54話「御子の力」において山賊たちを切りふせたエレオノーアは、こんな感じでしょうか。
「私、実は結構強いんです」という台詞通り、戦いになると目つきが変わるエレオノーア。

 

同じくエレオノーアが剣を構えたところをダリさんに生成してもらった下の画像は、精緻ではあれ、いかにもCGという絵柄ですね(苦笑)。なぜか日本刀を手にしています。

ファンタジーというよりも、近未来を舞台にしたゾンビ・サバイバル系の作品(?)あたりに登場しそうです。

 

この画像は、今のエレオノーアに比較的近いですね。

ちょっと年齢設定の匙加減が違うと、こんな感じの画像になります。
これは、大人になったエレオノーアでしょうか。貫禄ありますね(笑)。

こんな感じで、ダリさんにも慣れつつあります。
同じく生成AIのHolaraさんともども、心強い仲間になってくれそうです。

本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただきありがとうございました。
次回もお待ちしています!

ではまた。

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