鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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「ハルスの邂逅」編・完結記念3――あの場面を生成AIで振り返ってみました!
本ブログの連載小説『アルフェリオン』、約半年にわたって繰り広げられた「ハルスの邂逅」編が、先日完結しました。同編の名場面を生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)に画像化してもらう特集、その第三弾の今回は……。
「ハルスの邂逅」編の山場のひとつとなるシーン、ヒロインのエレオノーアが消滅(!?)してゆく場面のイメージを、画像化してもらいました。ダリさん、ChatGPTとの連携が生かされているのか、自動で英訳された字幕も付けてくれています。言葉が崩れているところもありますが、恐るべしです。
「片割れのアーカイブ」として不安定な存在であり、元々自分の命が長くないことを知っていたエレオノーア。そんな中で待ちわびていた「おにいさん」(=主人公ルキアン)との出会い、おにいさんと一緒のささやかなパーティー、幸せすぎて本当にこれでいいのかなと思わず泣き出したエレオノーアが、その幸せの絶頂の中で消滅していく場面は切ないです。
「おにいさんのアーカイブになりたかったな」――そして、消えゆく彼女が最後に告げた言葉。
「私は、あなただけのために咲く花です」
ここで、エレオノーアにもっていかれた人、いらっしゃるかもしれません(笑)。
例のヴァイゼスティアーの花の伏線があったので、余計に涙を誘います。
ちなみに、エレオノーア消滅?のシーンが小説本編に掲載された際、以下の画像が広報用に使われました。
この画像用の各素材の生成には、同じく生成AIのHolaraさんが頑張ってくれました。ありがとう! それを鏡海が修正・編集して共同作業です。
ともあれ、ここから始まった、エレオノーアを取り戻すルキアンの戦い。あんなに長い激戦になるとは、この場面の時点では、よもや思われませんでした。
続いて、消滅してしまったエレオノーアの存在を取り戻そうとするルキアンの目の前に現れた「虚海ディセマ」あるいは「ディセマの海」、その絶望的な雰囲気をダリさんが画像化です。
本当は、作品中でのディセマの海の表面は鏡のように静かで、揺らぎひとつない暗い水面が大洋の規模でどこまでも広がっているというのが、何かとてつもなく不気味なのです。そこは惜しくも表現できていないにせよ、インパクトはある絵になりました。手前に突き出ている足が何気に怖い!(笑)
もうひとつ、ダリさんの描いたディセマの海。こっちはかなり気持ち悪いので閲覧注意です。
……いきますよ。
夢に出そうな変な絵は見たくないという方は、あらかじめ薄目で(?)ご覧ください。
一方では極北の海のようで、他方では工業地帯の夜の運河のようで、という表現が影響したのか、こんな異様な画像が生成されました。まさにダークファンタジーの世界ですね。
消え去ったエレオノーアは、途轍もない量のデータが具現化したものである「ディセマの海」の底に眠っています。ルキアンは支配結界「無限闇」の力によってエレオノーアの魂に仮の姿を与え、それと一緒にディセマの深海の最奥まで降りていきます。何とも幻想的な描写、ダリさん、やりましたね!(エレオノーアっぽい口調で)
ディセマは一切の生き物のいない死した海なのですが、もしかしたら深海の異様な生き物たちであふれているのではないかと最初は恐々だったルキアン(笑)。彼が幼い頃に見た一冊の本のことが、小説本編に出て参りました。そのイメージをダリさんに画像にしてもらいました。
ちょっとレトロな雰囲気が、絶妙ですね。ずっと昔の海洋冒険小説みたいな。
ちなみに虚海ディセマの底に何があったのかは、内緒です。小説本編でお楽しみください。
最後に、冒頭の「私は、あなただけのために咲く花です」のシーンの番外編です。
最初は少年エレオンとして登場した、「実は私、女の人だったのです!」のエレオノーア。当初は彼女のボーイッシュな側面がある程度前面に出ていたこともあり、そうした特徴もプロンプトに加えたところ、ダリさんが何か誤解(?)したようで、少年エレオンが少年ルキアンに……と変換されて(苦笑)、こんな画像もやたらに生成されてきたのです。
この二人の間で「俺は君だけのために咲く花だ」(!)というのは、ちょっと色々と考えてしまいますね。
人には色々な愛のかたちがあるので、まぁ、好き好きではありますが。
同様に……。エレオンとルキアン?
ダリさんの方も、この路線から離れてくれないようでした……。
さて今回はこのへんで。
『アルフェリオン』をご愛読いただき、ありがとうございます。
今日も貴重なお時間を本作のためにお使いくださいましたこと、感謝申し上げます。
ではまた!
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