過去に見た景色を僕は知っている
遠く切ない記憶たちが寄り添って部屋の隅で座ってる
そのうちのひとりに語りかけてみた
「君はまだここにいたの?」
「だって帰る場所なんて最初からないんだもの、でも僕の存在は君に取り込まれてるよ。
たとえ消えても僕はここにいる。」
ふと思い出そうとしても情景だけで、感情はもう浮かんでこない
そこにあるけど、見えなくて、消えそうで、自分の心の部品になっている
遠くを見ようと目を凝らしてみた
でもひたすらに果てしなくただなにもない遠くが見えるだけ
この先には何があるのかな、ふと後ろを振り返ってみた
同じだった
前も右も後ろも左も全部同じ、そうか、自分が作るんだ
いつだって自分は真ん中にいる、例えどれだけ前に進んでも、世界の中心は自分
自分が作ってきたものはもう見えなくて、自分の中に「存在」だけしている
そしてある遠い未来、また語りかけているだろう
「君は、まだここにいたの?」
「だって・・・・」
生きる事に意味は無い
けど、生きる事に価値はある
遠く切ない記憶たちが寄り添って部屋の隅で座ってる
そのうちのひとりに語りかけてみた
「君はまだここにいたの?」
「だって帰る場所なんて最初からないんだもの、でも僕の存在は君に取り込まれてるよ。
たとえ消えても僕はここにいる。」
ふと思い出そうとしても情景だけで、感情はもう浮かんでこない
そこにあるけど、見えなくて、消えそうで、自分の心の部品になっている
遠くを見ようと目を凝らしてみた
でもひたすらに果てしなくただなにもない遠くが見えるだけ
この先には何があるのかな、ふと後ろを振り返ってみた
同じだった
前も右も後ろも左も全部同じ、そうか、自分が作るんだ
いつだって自分は真ん中にいる、例えどれだけ前に進んでも、世界の中心は自分
自分が作ってきたものはもう見えなくて、自分の中に「存在」だけしている
そしてある遠い未来、また語りかけているだろう
「君は、まだここにいたの?」
「だって・・・・」
生きる事に意味は無い
けど、生きる事に価値はある