午後9時
いつまで経っても雨が止む気配が無く、このままでは2連泊になってしまう
が、雨が最弱になる時間が明日の明朝6時なので、その時間に帰るということが決定した
流石にこの季節に2日連続風呂に入らないというのは不快的な意味でやばい
ベッタベッタするからな
そうしてゆうじろうの部屋に居ると
ガチャッと軽快な開扉音が聞こえてきた
「おい、風呂入り、風呂」
今部屋には俺しか居らず、この言葉が俺に向けた言葉という事はまず間違いない
「え…」
「風呂入ってないんやろ?」
「はい」
「んじゃ入りい」
「あ、いや、大丈夫です」
俺はそういうと浴衣の様な寝巻き姿のゆうじろう父(以後、父)は
「そうか、ええんか?」
と言いながら胸の辺りとぼりぼりかきながら出て行った
(・・・・・・・)
カワイイイタズラをしたつもりが、本気で困っている被害者を見てしまった時のような
チクリとした罪悪感が生まれた
俺は他人の好意は素直に受け取りたいのだが
遠慮心がそれをたまに邪魔をする
トイレに行くために1階に下りると洗面所でゆうじろうとゆうじろう母(以後、母)が何やら喋っていた
ゆうじろうがこっちを向いた瞬間、母が俺のほうを見て
「お風呂入ったら?」
と俺を呼び止めた
トラップカード発動!
良心の呵責!(色々調べてたら実際にこの名前マジックザギャザリングというカードゲームでカードとして存在するらしい)
このカードが場にある限り、相手の好意を拒否する事はできない!
事前に打ち合わせをしたのかどうかは知らないが両親ともが同じ台詞を言うとは
俺はおずおずと
「えっと、じゃあ、入ります」
という流れになった
そしてなんと旅行用の歯ブラシまで頂いて
はぁ、もう至れり尽くせりとはこの事だ
まだここの親御さんとは今日で2度目の面会なのにこんなに親切にしてもらって良いのだろうか
と、湯船に浸かりながら歯を磨いていると
ガチャッと小気味いい洗面所の扉を開ける音が風呂場の扉越しに聞こえてきた
(誰かが洗面所に来たのかな)
ガラララッ
(ガラララッ?)
今度は余りにも直接的な風呂場の扉を開ける音が聞こえてきた
まさかと思いつつ俺の視線に対して左斜め後ろにある入り口にに目を向けると
「湯加減は大丈夫か?」
父が思いっきり覗き込んできた
「えっ!?あっ、、、、大丈夫です」
「そうか、そこいじったら調節できるから、ちゃんと温まれよ」
そういうとまた自分の寝室に戻って行った
(ええええええ!?
ノックは・・・!?のっく!?
ノックとか無しで覗く!?ふつー!?
え!?)
暫く混乱していた時、はっと思い風呂の蓋が自分の方の半分だけ閉まっていない事に気づく
(・・・・見、見えたか?)
正直、好きな人意外に裸を見られても何も思わないので、この疑問は歯ブラシを2擦りする間に消し飛んだ
その後は何の天変地異も起こらず順調に服を着る
フェイスタオルを1つ拝借してぐしゃぐしゃになった髪の毛をある程度整えた頭に乗っける
俺は風呂上りにタオルで頭、というか髪の毛を押さえつけないと乾いた時髪の毛が―――な状態になるので、やなのだ
ダメ!絶対!
階段を上るときにちらりとプラスチックでできた部分が透けたドア越しにリビングを見ると
母がテレビを見ていた、ここは行かねば
コンコンとノックを2回して顔を覗かせて
「お風呂気持ちよかったです、ありがとうございます」
と、お礼を言うと
「あ、いえいえ」
と、返ってきた
これで後腐れは無くなった!
後は適当に寝て6時に起きて帰宅
そして何故か午前6時だというのに母が俺を見送りに来てくれた
なんて・・・・!なんて・・・・・・・・!!!
なんでこのご両親からあんな間違った人間が生まれるのだ?
一度DNA鑑定をした方がいいのかもしれない、もしかすると養子―
Fin
――――あとがき――――
主だった部分だけまとめて一気書きで終わらせました!
本当に尋常じゃないほど気を使ってもらって、もう何もいえないです
そして山口旅行の方はまだ半分も終わってないっていうね…
東京旅行は結構面白いことがあったのでこれも少し長めになりそうなので
これはとっとと終わらせることにしました
流石に3つもあるとしんどい@w@;
明日から7月ですねえ、やらなきゃいけないことが遂に大詰めって感じです
1つは今日完了した、あと4つかな?
今は言えませんが、言いたくなったら書く!
めっちゃ緊張します
好きな人に告白するのと同じぐらい緊張する><;
ちなみにFinはフランス語(女性名詞)で、「フィン」じゃなくて「ファン」って読むらしいです
いつまで経っても雨が止む気配が無く、このままでは2連泊になってしまう
が、雨が最弱になる時間が明日の明朝6時なので、その時間に帰るということが決定した
流石にこの季節に2日連続風呂に入らないというのは不快的な意味でやばい
ベッタベッタするからな
そうしてゆうじろうの部屋に居ると
ガチャッと軽快な開扉音が聞こえてきた
「おい、風呂入り、風呂」
今部屋には俺しか居らず、この言葉が俺に向けた言葉という事はまず間違いない
「え…」
「風呂入ってないんやろ?」
「はい」
「んじゃ入りい」
「あ、いや、大丈夫です」
俺はそういうと浴衣の様な寝巻き姿のゆうじろう父(以後、父)は
「そうか、ええんか?」
と言いながら胸の辺りとぼりぼりかきながら出て行った
(・・・・・・・)
カワイイイタズラをしたつもりが、本気で困っている被害者を見てしまった時のような
チクリとした罪悪感が生まれた
俺は他人の好意は素直に受け取りたいのだが
遠慮心がそれをたまに邪魔をする
トイレに行くために1階に下りると洗面所でゆうじろうとゆうじろう母(以後、母)が何やら喋っていた
ゆうじろうがこっちを向いた瞬間、母が俺のほうを見て
「お風呂入ったら?」
と俺を呼び止めた
トラップカード発動!
良心の呵責!(色々調べてたら実際にこの名前マジックザギャザリングというカードゲームでカードとして存在するらしい)
このカードが場にある限り、相手の好意を拒否する事はできない!
事前に打ち合わせをしたのかどうかは知らないが両親ともが同じ台詞を言うとは
俺はおずおずと
「えっと、じゃあ、入ります」
という流れになった
そしてなんと旅行用の歯ブラシまで頂いて
はぁ、もう至れり尽くせりとはこの事だ
まだここの親御さんとは今日で2度目の面会なのにこんなに親切にしてもらって良いのだろうか
と、湯船に浸かりながら歯を磨いていると
ガチャッと小気味いい洗面所の扉を開ける音が風呂場の扉越しに聞こえてきた
(誰かが洗面所に来たのかな)
ガラララッ
(ガラララッ?)
今度は余りにも直接的な風呂場の扉を開ける音が聞こえてきた
まさかと思いつつ俺の視線に対して左斜め後ろにある入り口にに目を向けると
「湯加減は大丈夫か?」
父が思いっきり覗き込んできた
「えっ!?あっ、、、、大丈夫です」
「そうか、そこいじったら調節できるから、ちゃんと温まれよ」
そういうとまた自分の寝室に戻って行った
(ええええええ!?
ノックは・・・!?のっく!?
ノックとか無しで覗く!?ふつー!?
え!?)
暫く混乱していた時、はっと思い風呂の蓋が自分の方の半分だけ閉まっていない事に気づく
(・・・・見、見えたか?)
正直、好きな人意外に裸を見られても何も思わないので、この疑問は歯ブラシを2擦りする間に消し飛んだ
その後は何の天変地異も起こらず順調に服を着る
フェイスタオルを1つ拝借してぐしゃぐしゃになった髪の毛をある程度整えた頭に乗っける
俺は風呂上りにタオルで頭、というか髪の毛を押さえつけないと乾いた時髪の毛が―――な状態になるので、やなのだ
ダメ!絶対!
階段を上るときにちらりとプラスチックでできた部分が透けたドア越しにリビングを見ると
母がテレビを見ていた、ここは行かねば
コンコンとノックを2回して顔を覗かせて
「お風呂気持ちよかったです、ありがとうございます」
と、お礼を言うと
「あ、いえいえ」
と、返ってきた
これで後腐れは無くなった!
後は適当に寝て6時に起きて帰宅
そして何故か午前6時だというのに母が俺を見送りに来てくれた
なんて・・・・!なんて・・・・・・・・!!!
なんでこのご両親からあんな間違った人間が生まれるのだ?
一度DNA鑑定をした方がいいのかもしれない、もしかすると養子―
Fin
――――あとがき――――
主だった部分だけまとめて一気書きで終わらせました!
本当に尋常じゃないほど気を使ってもらって、もう何もいえないです
そして山口旅行の方はまだ半分も終わってないっていうね…
東京旅行は結構面白いことがあったのでこれも少し長めになりそうなので
これはとっとと終わらせることにしました
流石に3つもあるとしんどい@w@;
明日から7月ですねえ、やらなきゃいけないことが遂に大詰めって感じです
1つは今日完了した、あと4つかな?
今は言えませんが、言いたくなったら書く!
めっちゃ緊張します
好きな人に告白するのと同じぐらい緊張する><;
ちなみにFinはフランス語(女性名詞)で、「フィン」じゃなくて「ファン」って読むらしいです