これはS問題を見聞きしていた時から、感じていたこと。
殆どの日本人は、統合性のあることに従うんじゃないて、矛盾していても理不尽でも、それに目をつむって空気を乱さないことが、健気で愚直で、信頼できると重宝される、独特の文化?傾向?習性?
一方で、これが日本人と言われても納得できない部分もある。
だって自分の知っている日本人なんて、たかが自分の生きた年十年でしかないし、
政治がバックに付いた条件ありきの、メディアが伝えたことでしかないし、
これが本当の日本人なの?
こんなアホン人が、ホンモノの日本人なの?
確かに日本人の好きなところと、それに反してええええええ?と裏切られることの狭間で、混乱することがある。
小学校一年生の時、本は図書館でしか読めなかった私が、珍しく外出先で「好きな本を一冊買ってあげる」と親から言われた。
嬉しくて嬉しくて、何にしよう?と心躍ったけど、結果、ほぼ強制的に「小公女」を勧められて、兄は小学館の「日本歴史の光 2年生」を買ってもらった。
私はその2冊ともを、鬼のように繰り返し読んだけど、心に刺さったのは断然「日本歴史の光 2年生」の方だった。
それは年代順に、いろんなエピソードが章に分かれて複数書かれていて、
最初は天照大神が岩屋に隠れる神話から始まって、相撲の始まりや、仁徳天皇のかまどの煙の話や、源頼朝の母が執権の母ゆえ、障子を貼り替えないで「切り貼り」をした話や、鵯越の逆落としの裏話や、傘を借りに来た武士に、詩を以て「山吹の花」を渡した娘の話や、「石合戦」をした子供の、人数の少ないチームが勝った逸話や、最後は日本人初の南極探検をした人の話が書かれていた。
(その人は子供の時に志を決めてから、何年も火鉢に近寄らず、温かいお湯も飲まず、水しか飲まなかったというエピソードに衝撃)
6、7歳で読んだ本を、今でもここまで覚えているんだから、スピリットとして伝わるものがあったんでしょうね(笑)
— 石納 (@80syaku) August 27, 2022
日本人って、そんなにバカ?
或いはバカになったの?