中山道歩きで鳥居峠を越えたのですが
団体行動だったので
ゆっくり散策することができず、
ぜひもう一度行ってみたいと
思っていました。
半年前に奈良井宿の伊勢屋と
言う江戸時代からの旅籠の予約が
取れました。
花子連れてこようと思いましたが
花子に降られてしまったので、
暇な三郎様誘って昨日
鳥居峠を超えてきました
高速道路で渋滞にあい
薮原駅に着いたのが
すでに13:50
3時間位で峠は越えられるようです
夕方までには峠を越えられるかな
レッツゴーレッツゴーです
はしばらくアスファルトの道が続きました
ツアーで街道歩きをする時は
講師の先生について行けぼ良いのですが
三郎と2人となると
ちと!心配
この道であっとるかいな!
iPhoneで確認したり
地図を見たり
おっ!なんとなく峠っぽくなって来た
14:20 石畳の坂も出てきたぁ〜
この道であってると思う!
登り始めが遅いせいか、
誰にもすれ違わない!
14:40 登り始めて20分
休憩所が・・・
まだまだ、先が長いのに
三郎!
すでにダウンです
持参の甘いおやつを食べて
元気出します。
旅のノートがあって、
思い思いの事が書いてあります
この峠は、外国人にも人気の
峠越えの様で
英語の長文も書いてありました
三郎は、今度は、バーさんとでなくて
彼女さんと来たいですとか
書いてました
しばしの休憩で、元気が、出たので
再び歩き始めます
熊よけ鈴を鳴らしてから
レッツゴー
街道歩きのツアーでは、
中山道を忠実に歩きましたが
昨日は
近くに、遊歩道が整備されていたので
しばらくそちらを歩きました
遊歩道には、展望台やベンチなどが
ありました。
15:05 展望台からは
薮原宿が良く見えました
あそこから
登って来たのねぇ〜
御嶽神社に到着です。
なんとなく、ここが頂上な感じですが
どうも地図で見ると
標高から
ここではない様です
もう少し先です
しかし、気分的には頂上みたいに
感じます
この神社から、
御嶽山が見える様ですが
昨年も見えず
昨日も見えませんでした。
トチノキ群生地
トチノキの、穴に捨て子があり
子供のいない夫婦が育て
幸福になったとの言い伝えから、
この木を煎じて飲むと
子宝に恵まれるそうです
赤ちゃんがちょうど入るくらいの
穴でした
この時期の峠は
いろいろな花が咲いていて
とてもきれいでした
歩きながら、綺麗な花や
珍しい植物を見ると
朝ドラの「らんまん」の牧野富太郎の様に
君は誰と声をかけたくなります
新緑の木々は、
黄緑の感じで
とても、美しいです
下りは、体にも少し余裕があり
あちらこちら
眺めながら
ゆっくりと歩きました。
14:45 中の茶屋です。
一里塚跡!
母ちゃんは三郎に
鼻高に、一里塚の説明を
してあげました。
街道歩きで、
どんだけ一里塚見たことかウフフ
奈良井宿側の石畳見えて来たぉ〜
16:00 鳥居峠越え!
終わった〜
3時間かかると思いましたが
藪原駅から2時間で超えられました
奈良井宿が見えて来たどぉ〜
中山道難所の鳥居峠を越えて
江戸からも京都からも34番目という
真ん中の宿場町
奈良井川沿いに1キロにわたって街並みが続く
日本最長の宿場町です
江戸時代にタイムスリップです
この日のお宿は、ここ!
1818年創業老舗旅館
江戸時代は下問屋であったとのこと
伊勢屋さんです
昨年10月に予約しておきました
江戸時代は
この廊下を馬が通り
左側の馬小屋に繋いでおいたとの事
柱や梁の黒いのは
囲炉裏のすすで黒くなったものだそうです
このお部屋も、江戸時代からのもの
ここに江戸時代の旅人も
峠を越えて、
一服していたのかと
思うと、なんだか不思議な気持ちです。
これから、200年後は
どうなっているのだろか!
三郎はダウンしてます
部屋の窓から
街道を眺めます。
うぅ〜
時代劇の世界だわぁ〜
ワクワク!
水戸黄門の風車の弥七から、
風車が、
ピシッとか、飛んで来そうだわぁ〜
廊下に出て
階段を降りると、食堂になってます
なんか、刀とかも
飾ってあったよ!
すごい数の宿帳とかも並んでた!
夕飯は、木曽の山でとれる山菜や
川魚料理などで
美味しかったです。
この時期にしか食べられないと言う
ワサビの葉の漬物を出していただきました
木曽の大橋がライトアップされていると言うので
夕飯後に行ってみました
総檜つくりの太鼓橋です
ライトアップされて昼間の姿とは違った美しさでした
夜の奈良井宿も幻想的で素敵です
お宿の母屋に立つ三郎を
外から撮ってみました
なんだ良い写真が撮れました
雨が降って来ましたが
雨に濡れた街道もまた、
素敵です
誰もいない街道を独り占め
なんだかとても贅沢な気分
お土産物屋さんで買った
地酒を飲んで
親子で爆睡でした
お風呂はこんな感じでした
貸し切り風呂です
予約しなくて良いのですが、
うち鍵がかかっていなかったら、
入っても大丈夫との事
お客さん少ないので、
いつでも、すぐに入れる感じでした
このお宿!
不便なところがひとつ!
トイレと洗面所が遠い!
江戸時代にお部屋にトイレ、洗面所が付いていたわけではなく!
私達の部屋からは
階段降りて、食堂通って
離れまでの長い廊下を進み
やっと、トイレと洗面所です
あまり酒飲むと
トイレ近くなるし
階段も急なので
少し控えめにしておきました
夜中目が覚めましたが
寝てしまいました。
家なら
トイレ行ってました
間口が狭くて、奥行きのある
江戸時代特有の建物です。
これも、良い体験でした
外からはみられませんが
母屋と離れの、間にある
中庭も、綺麗でした
昨日は
外国のご夫婦3組
日本人3組のお客さんでした
昨年10月に泊まった時にも
感じましたが
このお宿・・・
とても静かです
周りが山でいろいろな音が聞こえないからなのでしょうか
なんだか、三郎との会話もひそひそ声になってしまいます
不思議な時間が流れていました