オペラ大好き

オペラ合唱団をコロナや親の介護で休団中です。親の介護について書いています。

象が蜂に刺される

2006-07-15 17:11:58 | ピアノの先生
3、4、5歳児のグループレッスンが盛り上りましたyellow1
クルターク「遊び」の楽譜から「「チャイコフスキーをたたえて」を、私が演奏しました。

この曲はチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」を演奏するつもりになって弾きます(笑
クラスターやグリッサンドを使って弾く曲集です。
全音から出版された時(1989年)、ハンガリー人のピアニストが実際に演奏を交えて、この曲集の使い方を教えてくれました。







楽譜はこれ→






「幼児は爪が薄いのでグリッサンドで、手を傷めるかもしれません。こうやって弾かせるといいですよ」
ハンガリー人ピアニストは教授タイプの紳士ですが、オチャメな表情で靴下を手にはめました。
それなら小さい子供でも楽です。
靴下の方が滑りもいいですね。

クルタークを参考にして、子供達が即興演奏をしました。

こういう時、オペラで培った演技力がどんなに役立っているでしょう。
演技派ピアノ教師と呼んでください(笑

お散歩しよう・・・これは毎回やっているリズム活動ですが、四分音符でステップします。きょうはゲンコツでピアノを自由に弾きます。

川に着きました。涼しいネ・・・川の流れをイメージして、グリッサンドします。今回は柔らかい布でグリッサンド。

象も川に来ました。暑いから水遊び・・・「象」登場にお母さん達は失笑(笑)  子供は「ワニは川に来ないの?」

ブーーーン、チクッ。蜂が飛んで来て象が刺されそう。象は夢中で走って逃げます・・・手のひらでピアノを弾きます。出来るだけ速く、逃げてる感じを出したいから、同じところばかり弾きません。「象は皮膚が厚いから蜂なんか平気だよ」なんて生意気に言われるかと危惧しましたが大丈夫。


四分音符のクラスターが叩きつける弾き方なので・・・
「お母さんの肩を気持ちよくトントン叩くつもりで弾こうね。いま本当にお母さんの肩をたたいてみようか。おかあさんが来てない人は、先生の肩たたきしてくれるかな?」
みーーんな、私の肩を叩いてくれましたよnose5
これが気持ちいいんだな~~~nose5
なんとクーちゃんは、手のツボ(正しい肩こりのツボです)を揉んでくれました・・・本来の目的からはずれました(笑
期せずして快感nose5



象はどこを蜂に刺されたいのか???変な質問ですが、それぞれ思ったところに蜂のシールを貼りました。
蜂から逃げ惑うシーンが、子供達を熱狂させました。
いつもの彼らの演奏で足りないのは「熱狂」
スーパーピアノレッスンでルイサダ先生が「肝心なのは熱狂」と話されました。
音楽には熱狂が必要ですよね!

興奮した彼らを、最後にクールダウンさせて帰らせます。

「眠くなっちゃったー。眠そうに弾いて、最後に眠っちゃって!」
ゆーっくり肘でピアノを弾いて、手の上に頭を乗せて眠ったふりをします。
今日のレッスンが終了です。

ピアノでお話を考える宿題を出しました。
靴を履きながら「動物園に行きました。象とウサギがいます・・・」
さっそく宿題を考えているようです。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする