最近のマイブームが「名もない・・・」なのですが、
土井善晴さんの著書「名もないおかず手帖」の第1刷は2010年3月です。
簡単で清く正しい日本料理を提案し続けている、大好きな土井さんの大好きな1冊です。
日本の家庭料理は、そもそも西洋料理のようにどーんとしたメインディッシュは無いという。
昔の食卓は(私達世代)は、野菜の煮物や干物がちょこちょこと並んで、お味噌汁でした。
ハンバーグ、オムライスなんかの主役メニューがドーンと食卓に乗るようになったのは、
小学校の高学年頃だったでしょうか?
名もないおかずとは、身近な材料で作る毎日のおかずの事だそうです。
青菜を一わ買ってきたら、さぁ、どうやって美味しく食べようか、ということ。
料理名ではなく、素材ありきと言いきります。
素材から始まるおかず作りの本、
90近い、素朴で暖かで、手軽にできる「名もないおかず」が紹介された一冊、
お勧めです。
「土井善晴さんちの 名もないおかずの手帖」 講談社 1400円(税別)
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