鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

暑かったですね

2018年06月04日 | 日記

 

今日の午後、うだるような暑さの中、冷蔵庫が空っぽなので買い物に出た。

観光客でごった返す小町道りを横切りスーパーに向かったその時、

杖を片手にたたずむ老女(差別用語になるのですか?)が目に入った。

小刻みに震えている。

「どちらに行きたいのですか?」と声をかけた。

「稲村の自宅に帰りたい、タクシーに乗りたい」と言った。

片腕をとって歩こうとしたが、足が全く動かない。

数日前まで大腿部の骨折で入院していたそうだ。

それで小町に買い物・・・、呆れてしみじみお顔を見た。

後悔の表情がありあり。

私もいつかこうなるなー、そんな思いで一歩一歩歩を進めた。

「大丈夫ですか?」観光のお客さんが数人声をかけてくれた。

「脱水症かもしれない」と一人の方が言う。

ペットボトルを差し出してくれる人、扇子で仰いでくれる人6,7人の塊が

そこのけそこのけ状態で朱の鳥居のたもとに。

私はタクシー乗り場に飛んで、行列にならんだ。

15分ほどして老女の前にタクシーを着けた。

それからのことは省略しますが、人の情は捨てたもんじゃない。

問題は主役の方だ。

どうも事の重大さをわかっていない。

立っているのもやっとなのに、いくら往復タクシー使うとしてもですよ、

紫陽花観光季節の小町通りに、御煎餅を買いに来ることないでしょう。

頑固になるのですね、思いも行動も、歳とると。

一人暮らしだそうですが、くれぐれも気を付けてくださいね。

 

コメント
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