最近お炬燵が恋しくてならない。
「おこた」と小さい時、呼んでいました。
「電気炬燵」の前、記憶の底に豆炭があります、かすかに・・・、
部屋の暖房は、火鉢とおこただけで、おこたの上にはみかんが置かれていて
火鉢の上にはいつもやかんが湯気を出していて、昭和の居間はどこの家も
そんな光景でした。
おこたの中で母がよく、下着を入れて温めてくれていました。
今考えたら、過保護ですね。湯上りの体を冷やさないようにという気づかい
それほど昔の部屋は冷え冷えしていました。
それからおこたで寝てしまうと、必ず風邪をひくのです、よくひきました。
憧れは「掘り炬燵」でした。親戚の家に行って初めて足を入れた時、
その自由度にびっくりしました。小さな我が家のおこたは、すぐに誰かの足とぶつかり、ぶつぶつ言うのがお決まりでしたから。
いま堀炬燵もどき、居酒屋さんとかにありますよね。
足とお腹まわりをしっかり直接温める、体にも良かったはず。
おこたの導入、真剣に考えています。