うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

旅日記9

2008-10-27 01:05:00 | 旅行・参拝
バスを乗り継いでやって来ました。
北の守り、上賀茂神社…(笑)

ここも単純に来たことがなかったので、いつかは来てみたいと思っていました。
下鴨神社は場所的に行きやすいので、何回も行けたのですが…。



↑朱塗り。平安です!

↓立砂です。
ここに神様が降りてきます。



今回は特別拝観みたいなことをやっていて、いつもよりも
ちょっぴり中に入った部分でお参りできるということで…。
早速参加★
まずは、上賀茂神社の縁起を神主さんにお話しいただき、
お祓いしてもらいます。

それから内部へ!
本当に一歩踏み入れたって感じですが、
神主さんのガイド付きなので良しとしましょう。

檜皮葺きの仕組みもやっとわかりました。
何枚も木の皮を重ねて行って屋根にするなんてすごいです。



そして今日は笠懸の神事だそうで、
出場者大集結。
時代がいつか忘れてしまいます…



神事は13:00からだそうで、あとちょっとと待機することにしましたが、
帰りの新幹線の時間もあるので、ドキドキです。
上賀茂神社から京都駅までの距離を考えるとかなりありますから…。

というわけで、めったに来ない上賀茂付近での名物を
お土産にしようと、今のうちに購入。
…とはいえ、今回は割と非公開な旅なので、
お土産もほとんどいらないから気が楽です。

すぐき漬けと焼き餅を買いました。

13時になったものの、さすがは神事!
儀式っぽく開会式が長くて、
とってもハラハラした挙句、残念ながら本番は見られなかったのです。
でもかわいい馬たちをいっぱい見ることができたので嬉しいですね。

いよいよ旅も終わり。
京都駅まで直行のバスは数が少なく結局は乗り換えのバスで
京都駅を目指します!
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旅日記8

2008-10-27 00:31:05 | 旅行・参拝
同じく山沿いにある竜安寺。

実は最近、「竜安寺 石庭を推理する」という本を読んだ直後だったので、
実際に見てみたかったのです。

確かに見ても、綺麗というものでもなく、
すごいというものでもなく、
どう感想を言えばいいのか難しいお庭です。

確かに、奥に向かって土塀が低くなっているようで、
遠近法で庭を広く見せています。
私には不自然に歪んでいるようにも見えてしまいますが^^;

そもそも、竜安寺自体は室町時代のお寺ですから、
お庭も同じころと思いこまれているようですが、
両社は切り離して考えた方がいいみたいです。
極端な例では、松尾大社の社殿とお庭の関係でしょうか。
あそこのお庭は極めて近年のものですから…。

かつての私は、「これはわび・さびを表しているからこんなに
シンプルなんだよ♪」
といわれて素直に納得していたと思います。

秀吉もかつて家臣とこの寺で和歌を読んでいますが、
そこに庭石の記述はないそうで…
その頃にこの庭はこの形だったのかどうか疑問です。
ちなみに、その和歌の会の時には、
↓このあたりに…



枝垂れ桜があったみたいで、和歌にはその記述が多いそうです。

結論として、江戸時代に作られたのでは…と言っています。
西洋式作庭が取り入れられてからの時代、
しかも作者は小堀遠州…
桂離宮とか南禅寺とか、大徳寺とかそのあたりのお庭と同じです。

西洋手法というのは、先ほどの遠近法で奥行きを出させるとか、
比率で黄金比を使うとか、
お庭に噴水の原理を取り入れるとか、
蘇鉄の木を植えるとかです。
ちなみに、二条城のお庭にも、蘇鉄が植えられていて、
それを鑑賞するための「蘇鉄の間」がありますね^^
今は建物の保護のためか、蘇鉄の間は御簾が下されていて、
外が見えないため、拝観しても知らないうちに通り過ぎる形に
なってしまっているのが残念ですが。

こういう研究って、ちゃんとした答えが出るのでしょうかね。
よっぽどすごい文献でも新たに発掘されれば別でしょうが、
限られた資料と推論だけが全てですもんね。
研究していたら、心細くなってしまいそうです。

いずれにせよ、私には分からないことなので、
石庭を後にして、有名なつくばいを見て、
外に出ちゃいました。

相変わらず天気は良く、空気も澄んでいます。

ほら、すっごく綺麗なコケ。
木漏れ日がさわやかすぎます。



これが鏡容池。でかいです。
睡蓮もいっぱい。
咲いている季節はきれいでしょうね。



バス亭に戻り、次はさらに突然思い立って、
上賀茂神社へ。
バスは乗り換えないといけません★
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