うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

怪力。

2010-08-18 00:45:38 | 読書
最近なにかと忙しくてあんまり読書できていなかったんですが…
買いっぱなしだった本にようやく手が出せました(^^)

「いつの日か還る~新選組伍長島田魁伝」
中村彰彦著。

島田さんが主人公の本って他にないでしょう…。
でも読めば読むほど魅力的です(^^)

たくさんの史料を読み込んでいらっしゃる中村さんの本…
その史実に忠実な中に隊士たちの日常がある様子が逆に少し痛々しい感じもしましたが…。

それはそれ。
島田さんはあくまでも客観的に「新選組」という組織を眺めている様子が面白かったです。

なんとなく、中村さんらしい新選組主要メンバーの立ち位置的解釈も面白い。

近藤局長や土方さんのイメージも変わるかもです。
いろんな作品で後付けされた隊士のイメージが、
いろんな史料を読み込んだ中村さんにかかるとこうなるのか、と思いつつ、
おそらくこっちが本当なんだろうな、と思ったり。

島田さん、永倉さんの交流もよかったなぁ…。
最近永倉さんびいきな私ですが、これを読んでますます永倉さん贔屓になってしまったり(^^;)

面白い一冊でした♪
コメント
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