うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

維新の謎。

2011-07-12 07:43:44 | 読書
病院通いの傍ら、電車の中で久々に本をたくさん読んでいます。

仕事の時は、なんかグッタリで、電車でもあんまり本を読む気がしなかったんですよね(--;)

そして、偶然発見したのがコレでした。



久々の読書評です(^^;)

まず、表紙!

幕末を好きで、読み込んだ人ならなんかしっくりこないものがある、「フルベッキ写真」。

時々、幕末の特集雑誌などに掲載されていますが、私も初めて見たとき、面喰いました。

だって、写っている人たちが、桂小五郎、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬、勝海舟(なぜ幕臣が!?)、
岩倉具視、大村益次郎…ほかにも幕末維新で有名な人ばかり!…と言われているのです。

しかも、西郷隆盛は、今まで肖像写真は残っていない、と言われていたし。

まず、表紙からして即買いでした。
だって、腑に落ちない、この写真の何かがわかるのかもしれない…ホラ、タイトルも「幕末維新の暗号」だから、
何か明らかにしてくれそうでしょう。

どちらかと言うと、私も歴史を正史どおりより、裏面から読む方を信じているタイプです。
特に古代史は胡散臭いと思うし、そしてやっぱり幕末から明治維新。

そして、古代からかじっていると、やっぱり天皇という存在にとっても興味があります。
奇しくも、この時同時に買った本は、「天皇家と宗教の秘密」という本でした…。

そして、それが覆された鎌倉時代末期から、室町時代。
この時代と、幕末って似ていると思います。

天皇を担いでの、政権争い。

私の好きな、某歴史作家さんもなぜか、幕末と太平記の時代を数シリーズ書いていらっしゃるのですが、
同じ気持ちなのだと思います。

私は、太平記好きがたたって、昨年吉野や鎌倉を回ってきましたが、その時に鎌倉宮(大塔宮を祀る)に行ったとき、
明治2年に明治天皇が建立したと由緒書きを読んで驚いたことを思い出しました。

明治2年、まだ、函館戦争が終わるころです。

その疑問も、この本を読んでなるほど、と思った次第です。

歴史のことは、本当に誰にもわかりません。当事者しか。
わたしはそうかもしれないな、と、思いながら読むだけも、何も知らずに平和に暮らすよりは面白いかもしれません。
コメント
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