うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

靖国神社みたま祭。

2011-07-13 20:44:34 | 旅行・参拝
靖国神社のみたままつりに行ってきました。
漢字だと「御霊祭」ですかね。



本日7月13日~16日までやっております。

靖国神社、何度も来ていますし、最近では冬に大村益次郎の像を見に来て以来ですが、
お祭りの時は初めてです。

すごい人出でビックリしました。

場所柄、とにかく若者が多いです。

旦那さんのお見舞い帰りに、九段下で下車しましたが、理科大のあたりから出店が立ち並び、
参道は人人人~!!





でも、参道の両側は、このようなたくさんの提灯で灯りが灯され、
なんというか、風情はばっちりです。

昼間の暑さもどこへやら、暑いことは暑いのですが、爽やかに風も通り抜けたりして、
どえらい人ごみの割には不快指数も低く…

都会にありながら、そしてこれだけの若者であふれながら、出店の灯りと提灯の明かりで、
なんというか、やっぱり「日本の夏」を味わい、ここに心地よさを感じることで、自分が「日本人」で
あることを実感しました。



そして、ようやく辿り着いたのが、ここ、暗くて写真では判別できませんが、上には東京を見渡す
大村益次郎です。

そう、九段下駅から歩き始めて、靖国神社の社殿までちょうど中間くらいでしょうか…。
ずいぶん歩いた気がしましたが…(^^;)

大村益次郎を囲んで、盆踊り(?)のステージがぐるりと出来上がっています。
上では、祭りの踊りが繰り返され、ステージの下でも、有志なのか、踊りの輪ができていました。



でも、益次郎を超えると、出店はなくなり、一気に落ち着いた参道へと変わります。
食べ物の持ち込みも規制、お参りしたい人だけおいでなさい、といった感じです。

両脇は相変わらず提灯で飾られているので風情はばっちり。

ようやくライトアップされた社殿も見えてきます。



日本人らしく、きっちりと並んで、正面でお参りしました。
もちろん、旦那さんの病気平癒。

どこをみても、周りはカップルばかりなのでよけいへこむんですけどね…(;_;)

来年は一緒に来られるといいなぁ、なんて思いながら振り向くと、満月にはちょっと足りないお月さまが
輝いていましたよ。

やっぱり、夏の夜って好きです。



靖国神社(もと東京招魂社)って、官軍の慰霊のために、どちらかと言うと薩長寄りのもので、
(幕府側の戦死者の慰霊は含まれていないそうです)、その後も皆さまのご存じのとおりなので、
なんとなく、地元にあるような「地域の神社」的な親しみは全く感じられないのですが、
それでも、今夜靖国で感じた爽やかな風と、祭りのにぎわいは、大きなパワーを感じさせてくれました。

大学時代の友人が、祭りに魅せられ日本中駆け回っていますが、その気持ちがわかるような気がしました。

コメント
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