ツツジがまだきれいに咲いています。
今日は、横網町公園の東京都慰霊堂まで散歩しました。
関東大震災、そして後から東京大空襲の遺骨も納められた納骨堂が奥にありました。
関東大震災では、この辺りが一番死者が多く、悲惨な状況だったようで…。
私が住んでいるあたりも焼けてしまったていたのかなぁと思うと、そういう過去があって、今は自分がいるんだと、しっかり知っておきたいなぁと思うのでした。
慰霊堂の中には、震災の時の油絵の具や、東京大空襲の写真がたくさん飾られていました。
目をそらしたい状況でも、こういう事実をしっかりと残そうとした人がいる。
だから、私もしっかりと受け止めなくてはと思ってしまいました。
震災では火災旋風で、炎の風に巻き上げられた人の絵が、空襲では真っ黒に燃え残った山積みの遺体の山の写真が。
慰霊堂の中は初めて入りましたが、広々として風が通り抜けて、静かな空間でした。
表には、シーサーみたいな白い狛犬、堂内にはマリア様とも観音様とも取れる木像、三つに仕切られた入り口の上には、それぞれ珠を抱いた西洋風な竜のようなオブジェ。
何だかいろんな祈りを込めて、被災者を弔っているのを感じました。
日本庭園と、震災記念館を見て、お参りは終了。
この頃、何故かとみに過去の災害や歴史を知って、受け止めねば、という自分がいます。