うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

読書。

2016-02-15 13:51:35 | 読書


久しぶりに島田荘司さんの本を一気読みしました。

読み応えあるし、やはり面白かったです。

同時に2作平行して読みました(^^;)

まずは「星籠の海」。

御手洗潔と石岡和巳のシリーズ、久しぶりに読みましたが、やっぱりこのコンビだ~と(^^;)

御手洗は頭良すぎて、外国でも活躍しちゃって、原点のこのコンビがホント新鮮。

このシリーズ、私は高校生の時初めて読んだから、もう20年くらい前(≧◇≦)!!


今回は福山、鞆を舞台にした事件。

世界的な犯罪者を追い詰めるため、それに付随して複雑さを増す事件を次々御手洗が解き明かしていくんです。

それにさらに、幕末の対黒船用兵器?「星籠」の謎から、かつて信長の鉄鋼船を沈めた船の謎まで解き明かしてしまいました。

こんなに何時間も本読み続けたのは久しぶり。



「幻肢」は、また島田荘司の知識と発想のすごさを思い知らされましたよ。

幻肢とは、事故などで腕や脚を亡くした人が、あたかもそれらが存在するかのように感じる現象のことで、大事なものを失ったショックから精神を守るために脳がそう錯覚させているんだというんですね。

その説がこの話の中でさらに膨らんで、恋人を失った主人公にはその恋人が見え…。

脳の働きや精神の不安定との微妙な一線で物語が進み、面白かったです。

最近は体調悪かったし、読書くらいしか楽しみがない~(´`:)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする