上野の東京都美術館に「バベルの塔」を見に行ってきました。
ゴールデンウィーク前日の上野はにぎわっていました(^^;)
ブリューゲルの「バベルの塔」は、最後の展示室にあるのですが、大きなパネルなども展示してあって雰囲気を盛り上げてくれます。
散々チラシや新聞で見た「バベルの塔」実物は、思ったよりもかなり小さい絵で、ここにあんなに緻密なレンガや人物、道具類、背景が描かれているのかと思うと本当に驚きでした。
何人居るかも分からない人物たちは3ミリ程くらいらしいです。
細部が実物だと分かりにくいので、3DCGの映像コーナーがあるのですが、それで見るとますます緻密さに驚かされました(゜ロ゜)
これがメインではありますが、他にも見所がいっぱいでした。
ネーデルランドの宗教美術から始まるのですが、木彫りの聖人像も服の皺や髭、表情が細やかで、日本の仏像とはまた違った魅力がありました。
ヒエロニムス・ボス~ブリューゲル絵のコーナーもすごくて、この辺りは版画などで小さくかつ細かいので、見るのも大変(^^;)
ボスやブリューゲルの絵に登場する奇怪な生物たちが確かに面白いのですが、クローズアップされすぎていて、グッズコーナーには「バベルの塔」グッズ以上に「へんな生き物」のグッズがあったのには笑えました(^^)
そこでふと思いだしたのが、日本の北斎漫画や百鬼夜行図。
人々の生活や風俗を表情&いろんなポーズで描いていたり、様々な道具類から足や腕が生えて動いているのって…
なんか世界中には同じようなことを考えるひと(天才?)っているもんだなぁと思いました。
ちなみに上野松坂屋では、コラボしてこんなのやっているらしいです(^^)⬇
ブリューゲルのバベル塔展は、東京都美術館で7月2日までやっています。