うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

大神社展。

2013-04-23 23:44:27 | 鑑賞


上野国立博物館にて、「国宝 大神社展」を観てまいりました。

構成はこんなでした。

第一章 古神宝

第二章 祀りのはじまり

第三章 神社の風景

第四章 祭りのにぎわい

第五章 伝世の名品

第六章 神々の姿

寺院関係は寺宝も多いし仏像もあるし、よく美術展が開催されますが、神社関係は珍しいと思い、
貴重な機会なので見たいと思いました。

仏教寺院に比べて、知らないことがたくさんあって展示品見ながら驚いていました。
沖縄の祭祀史跡からも、勾玉とか丸い銅銭みたいなのが見つかっていたのですね~。

そして第五章では、鹿島神宮の「直刀 黒漆平文太刀」に驚き。
すっごく大きい刀なんです…たぶん、一人じゃ持ち上げられない…。
今日一番のインパクトでした。

そして構成が素晴らしいと思ったのが、最後の第六章。
かなり広い展示スペースに、各神社等から集められた神像がズラリと。。。

圧巻。

きれいだなぁと思ったのが、京都東寺の男神坐像、インパクトだなぁと思ったのが、同じく京都
大将軍八神社の武装神坐像。とにかく表情がすごい。

夕方の4時過ぎに入ったので、比較的人が少なくて見やすかったのですが、
4時30分ころから館内放送と係員の「17時で閉館です~」のアナウンスがしつこくて、
ちょっと興ざめでした。
さりげなく「ほたるのひかり」が流れるマクド●ルドとかのほうが慎みがあるような…。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都本。

2013-04-21 06:52:31 | 読書


うは♪久々に京都特集の雑誌買った

近々奈良に行こうと企んでいましたが、こうして京都情報を知ってしまうとやっぱり京都も捨てがたい…。
しかもかつてよくやっていたような、有名寺院には目もくれず、一人でひたすら山のほうだろうと、街中の路地裏だろうと
隅々まで歩き回るディープな京都が…。

奈良の目的は興福寺の南&北円堂(プラス大量のシカちゃん♪)なので、
京都に重点を置こうかとあっさり方向転換する自分…。

いや、しかしこの季節奈良ののどかな緑の風景を見るのも捨てがたい…。

先日、最新版の旅行会社のパンフレットもらってきたのでまだまだ熟考。。。。


それにしても、京都はやっぱり日々更新されているなぁと思う。改めて雑誌を読んで。
ハマる理由は、観光地的な寺院ももちろん素晴らしいが、それ以外にもひっそりとした素晴らしいところが
たくさんあること。
中心部から郊外まで、観るべき範囲が広くて飽きないこと。
そして、街中も楽しいこと!
古いものも、新しくできたお店も、それぞれ京都らしさがあって、観光客目当てっていうわけではなく、
お店の方が本当に京都が好きでその文化を大事に継承していること。若いヒトも年季の入ったオカミさんとかもすべて!!

食べものもおいしいしなぁ…じゅる。
和食、和菓子のみならず、洋食やケーキ屋さん、パン屋さんも好きなお店いっぱいある…。

というわけで、なんかすでに妄想状態。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入浴剤。

2013-04-21 06:40:49 | つれづれ


頂き物の入浴剤。

左のものは、京都の香彩堂さんのもので、雅な香りが楽しめそうです。

もう片方はアフタヌーンティーのもので、リンゴの香りとかかわいい感じです。

入浴剤っていろんな種類があって、贈り物の定番ですよね。

私も何かというと入浴剤をプレゼントするし、もらう機会も多い…。

なんとなくこういうグッズを選んでいるときももらう時も楽しい&うれしいし、それって
勝手に女子力UPしている気分になっている気がします。

それにしても私の周りの男の人たち見ていて思うけど、男の人たちって、こういったものに
あんまり興味なさそうです。

私が真剣に選んでいても、まだ~?みたいな感じで、こういう嗜好の男女差って大きいなぁとこのごろ
とみに感じます(^^;)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もののあはれ。

2013-04-20 15:55:06 | 鑑賞



サントリー美術館の『「もののあはれ」と日本の美』を見に行ってきました。

忘れかけていた、古典を勉強していた時の感性がよみがえってきた感じがしました。

もののあはれ…それは四季の移ろいや自然の風景に接した時に感じる、しみじみとした趣…。

代表的には、「源氏物語」が「あはれ」の文学と言われています。
(ちなみに「枕草子」は「をかし」の文学)

それを文学的研究としてとらえたのが本居宣長。源氏物語の注釈書も出しています。

この展覧会では、日本の歴史の移り変わりとともに、その時々の「もののあはれ」を感じることができ、
それを見て、またしみじみと「美しいなぁ」などと何かしら趣を感じることで深く根付いた日本人の美的感覚を
再確認することができるというものです…と解釈しています。

ちなみに、展示の構成はこうなっています。

第一章 「もののあはれ」の源流 貴族の生活と雅の心

第二章 「もののあはれ」という言葉 本居宣長を中心に

第三章 古典に見る「もののあはれ」 『源氏物語』をめぐって

第四章 和歌の伝統と「もののあはれ」 歌仙たちの世界

第五章 「もののあはれ」と月光の表現 新月から有明の月まで

第六章 「もののあはれ」と花鳥風月 移り変わる日本の四季

第七章 秋草にみる「もののあはれ」 抒情のリズムと調和の美

第八章 暮らしの中の「もののあはれ」 近世から近現代へ


以上です。

源氏物語屏風や、貴族文化の中での絵巻物、螺鈿細工の硯箱(蓋の裏側にまで精緻な彫り物!!…欲しいなぁ~)、
高台寺で見たことのあるような、薄などの絵柄の蒔絵の品々…。

見応えありました。

月の満ち欠けも月の状態ごとにパネルがあって、それぞれの月の名称が書いてあるのも、
「あ、確かに和歌にでてきた」とか、十六夜月、寝待月、宵待月など情感ある名称を付けたのも、
昔の日本人ってなんて素晴らしいのだろうと思わずにいられないです。

秋の七草も、華やかな花よりも薄とか小さい地味な花が入っているのも、なんか控えめな日本人らしい…
これが「わびさび」にも通じていくんだね…。

花鳥風月コーナーでは、作品によく取り上げられる鳥の写真、説明や鳴き声をBGMで流しているのも良かったです。
不如帰や鶯、雉、など。

1時間以上、じっくり鑑賞してきました。

たまにしか行かないけど、東京ミッドタウンのサントリー美術館のあるフロアは、工芸品とか
インテリアとか、日本っぽい素敵な品物のお店がそろっていて、いつもいいなぁ~と憧れてしまいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ますの寿司。

2013-04-18 08:40:43 | つれづれ


実家から東京に帰るときは、横浜の祖母の所に行く母と一緒に新幹線に乗りました。

というわけで、再び駅弁(^^;)

今回は長野で購入。
長野で駅弁買うのなんて久しぶりです。

でもなぜか、富山のます寿司…。
大好物です。
でも新幹線の中で切り分けるのはちょっと大変でした(--)

もう一つはばっちり長野で製造の幕の内弁当!



信州サーモンとか山菜類とか栗おこわとかおいしかったです。

やっぱりまたお弁当ひとつで旅行気分でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高田の夜桜。

2013-04-16 09:25:34 | つれづれ


こんどは越後。

日本三大夜桜のひとつ、上越高田公園の桜を地元の友人たちと見てきました。

今年で高田開府400年だそうです。

近くには上杉謙信の春日山城もあるけど、私は高田公園近くの高田高校出身なので、
やっぱり小さいとはいえ、高田城の方に親近感が。

今年は咲いてからが冷え込んだので、桜が長持ちして、まだちょろっと散り始めたくらいでまだまだ見ごろでした。

周辺の町並みは変わったけど、公園は昔よりも(花見だからですが)にぎわっていて、
友人たちと最近の話題でさしつさされつしてプチ同窓会をしました。

いよいよこれが今年最期の桜の記事になるでしょう…。

今年の桜は長く楽しみました。
桜を追って北上できた今年の春…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地方にも…。

2013-04-16 09:04:37 | 旅行・参拝


信州に行った際に、予期せず路傍で見つけた国宝…。

青木村の大法寺三重塔。

失礼ですがこんなド田舎、山の中にいきなり国宝とは、看板を疑ってしまう気持ちも。

しかもこの大法寺観音堂には、重要文化財の厨子や須弥檀、その中の十一面観音像、
普賢菩薩立像までいらっしゃるとは。

この二仏、藤原時代の中ごろ作、とパンフレットにありましたが、
藤原時代って平安時代かしら。
普賢菩薩は私の干支の護り仏。白い象に乗っている姿が一般的ですが、
立っている姿は珍しいかも。
仏様たちは予約制での拝観だったので、パンフレットの写真にてご対面しました。

ちなみに塔。



鎌倉時代後半の造営だそうです。
初重が大きいのが特徴で、このような建築は珍しく、だからこそバランスが良いそうな。

確かに存在感ありました。

また裏が斜面になているので、ぐるりをめぐるだけでなく、斜面の上からも
眺められるのがいいです。
こういう感じであるのは、ちょっと室生寺の塔にも近いかな。
あちらのほうがもっと鬱蒼としていまして、こちらは開けている分、
のどかな春の空気とあいまってのんびりと良い感じでした。

地方でも、結構信仰ってあったんですね。
でも中央から大工さんを呼んでの建設だったそうで、それだけのことをした財力の
出所はどこだったのかも興味あるところ。

信州って、善光寺とか諏訪大社とか、山の中にしては、神・仏を問わず信仰の
盛んな地域だった模様。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び花見。

2013-04-14 14:36:37 | つれづれ


東京での桜は見たけれど、信州や越後は今がお花の季節で、
私は2回も楽しめてラッキーでした。

杏のお花、あんまり見慣れないのですが、一面杏畑なのでなかなかすごかったです。



でもやっぱり桜かな。
お寺と枝垂桜はやっぱり絵になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歴史を感じるお宿。

2013-04-14 13:50:48 | 旅行・参拝


温泉好きの両親にすっかり甘えて、信州の田沢温泉に行って来ました。
宿泊したのはとっても歴史漂う、ますや旅館さん。

かなりの文化財ぶりに、温泉よりも建物に興味が尽きない家族。



土蔵があります。
残念ながら建物全貌のお写真ありませんが、これも「千と千尋…」の湯屋のような
楼状の建築。
木造なので、色合いに歴史を重ねた風格が漂う…。

お部屋の写真はないのですが(薄暗くて断念)、二間続きのゆったりしたお座敷、
お部屋の周りを廊下が取り巻くつくりで、趣があるものの、古さゆえに立て付けが悪く、
障子や襖が閉まりにくい…。
ちなみに、作家の島崎藤村も宿泊したことがあるお部屋は上の階でした。

いたるところが扉で仕切られ、なんだか忍者屋敷のような複雑な造り。
ちなみにコレも古さゆえか、お部屋には鍵もないのですが(入り口は襖…)
防犯を心配するよりも「こんな歴史ある温泉旅館に来る人に悪い人はイナイ!」と
信じる心が大切かと。



とにかく建物が広大なため、肝心のお風呂までも遠いです。
ぐるりとまるで回廊のような細い廊下をひたすら進むべし。
こんなレトロな感じの階段もありました。



途中、土蔵を通過したり、こんな長い廊下を進んだり。



窓越しに振り返ると、はるかかなたに私たちが宿泊しているお部屋が。
ずいぶん遠くまで来たもんだ…。



そして辿り着いた温泉。
昼間から温泉とはゼイタクです。
かなり温めの温泉なので、アツアツのお湯が好きな方には物足りないかもしれません。
私も普段熱過ぎる位のお風呂に入っているので、なんだかあったまった気がしなくて
寒かったです。
でもお湯はちょっと硫黄の香りがするマイルド系でした。



温泉といったらやっぱりお風呂とゴハンなので、まったりとお部屋食。

それにしても、チェックインからお部屋のご案内、お料理の配膳と、
すべて女将と見られるおばあさんがこなしているのにも驚きかつ脱帽。

歩けばギシギシとまるで鴬張りの廊下を、両手でお盆を捧げながら
各部屋をこの女将が何往復もして…と思うと、味付けしっかり目の郷土料理が
ひどくありがたく感じられました。

ありがとう、おばあちゃん…。



お料理はすべて写真とっていませんが、揚げたお蕎麦と餡かけの乗った茶碗蒸しが
美味しかったです。



そして蓼科牛が…やわらかくて美味しかったです。
女将も美味しいでしょ!と自慢の一品。

鯉料理が苦手でも、お肉で十分感動できました。

なかなか味のある建物に宿泊できて面白かったです。
歴史ある貴重な建物と温泉だと思うので、これからも護り続けていって欲しいと思いました。

いまどきの若い人たちも、設備重視だけでなく日本の古いものをもっと楽しめるようになればいいのになぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諏訪。

2013-04-13 19:46:41 | 旅行・参拝


諏訪大社に連れて行ってもらいました。
初の諏訪大社。
そもそも「大社」って付く所に行った事がない自分。

諏訪大社に関しては、大国主命の息子の建御名方が祭神って言うことくらいしか
知識がなかったのですけど(あと高田崇さんの小説とか宮元健次さんの「聖徳太子七の暗号」で物部守屋と諏訪の守屋山の関係が出てきたのくらい…)、なんだかやっぱり謎めいた感じがあります。

高田さんの小説にもあったけど、神事がなんか生生しくて、コワイ。
狩猟信仰とはいえ、冬眠中の蛙を捕まえてきて串刺しにするとか、鹿や兎の頭を捧げる御頭祭とか…

それらの神事の発祥とか、荒々しい御柱祭とか、それらと建御名方との関係とか、
それこそ聖徳太子が物部守屋の怨霊を沈めるためにとか、そのあたりのことはつっこんで調べてみないと本当に分からないのですが(調べても分からない気がするが…)
興味深い場所と認識しながらも所詮私の場合は単なる歴史ミステリー好きの旅レポです

まずは上社本宮に行きました。
柱などの装飾彫刻がかなり立派でした。
4月の癖に、小雪の舞うすっごく寒い日で・・・

参道から正面ではなくそれたところに拝殿があるのも不思議な。
・・・肝心の拝殿の写真がないのですが・・・



今回は上社は本宮のみで前宮には行きませんでした。
それにしても、上社(本宮、前宮)、下社(春宮、秋宮)に4箇所に分かれているのも
ちょっと面白いですね。



次は下社の秋宮。



太い注連縄のある神楽殿。



思わず注連縄アップ。



幣拝殿は見事なつくりです。
ここもいたるところに装飾彫刻が施されていました。

ここ↓からは春宮。



春宮と秋宮はほぼ同じつくりだそうで、これは神楽殿。



そして幣拝殿。




彫刻がやっぱり細かい。

春宮は、鳥居を出て、参道に「下馬橋」と言われる大きな太鼓橋があるのが面白い。
今では道路のほぼ真ん中にあるからなにやら珍百景的な感じがする…。
身分にかかわらす、みんな馬から下りて渡らなければいけない橋だそうです。

駆け足でめぐりまして、「諏訪大社」とは!・・・といわれると消化不良気味ですが、
せっかく訪れたところなのでこれからもうちょっと調べてみようかと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする