うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

新宿ランチ。

2018-06-16 07:33:53 | ごはん


京都から帰った翌日は運転免許証の更新に行こうと都庁の免許センターへ…

旅行の勢いが残っているうちにいろいろ終わらせようという作戦です(^^;)

足は若干筋肉痛…

終えた後は、野菜が食べたいなぁといつものラ・メゾンでサラダプレートのランチにしました。

旅行中は主に日中山の中だったため買っていったパンを休憩ついでにモグモグする程度だったので野菜が食べたかったんですよね(´`:)



タルトが美味しそうだったので京都では抹茶スイーツを食べなかったくせに今さら抹茶のティラミスモンブランタルト。

雨降りだったのでゆっくりランチしてしまいました(*^-^*)

さ、三連休も終わりでまた日常復帰するぞ(^^)
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京都~コーヒー休憩。

2018-06-15 13:00:21 | 旅行・参拝


1泊2日の京都お山巡り、唯一のコーヒー休憩は場所柄便利なイノダコーヒーのポルタ店。

三室戸寺から京都駅に戻り、急いで西本願寺に向かって閉門ギリギリでお参りをし…

疲れ果ててコーヒー休憩でした(^^;)

歩いているとき「美味しいコーヒー飲みたい~」とずっと思っていました(笑)

旅の最後に、イノダコーヒーのお砂糖とミルクの入った熱いコーヒーを飲むと、毎回元気になるのです。

今回のケーキはファイゲトルテというタルト。

煮たイチジク、ナッツがのっていて、タルトの中にはカスタードっぽいクリームも。

イノダコーヒーのしっかりしたコーヒーにバッチリ合います(*^-^*)

東京では大丸の8階にイノダコーヒーが入っていますが、すぐにでも家で美味しいコーヒーが飲みたくなり、アラビアンパール(挽いたもの)を買いました(^^)

ほとんど京都市内はスルーの旅でしたが、なかなかやりたくても出来ない目的を果たせてよかったです。

太平記笠置合戦の部分を読み直そうと思いました(^^;)

旅のパートナー、シカさんも楽しめたかな?(^^;)

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三室戸寺~紫陽花祭り。

2018-06-15 12:12:57 | 旅行・参拝


この季節に京都に来ると気になるのは三室戸寺の紫陽花です。

方向的には笠置山から京都に戻る途中なので、三室戸寺に寄って来ました。



三室戸寺には4回目のお参り、そのうち紫陽花を見に来たのは3回目なので、紫陽花が好きなのがバレてしまいますね(^^;)

三室戸寺は緑が多くて素敵です。
全体的に黒っぽい寺院と、蓮の葉の緑が鮮やかな対比でいつもキレイだなぁと思ってしまいます。



蓮ももうすぐですね。

そして紫陽花!



さすがにこの時期は参拝客もたくさんです。

紫陽花はなんといっても色が鮮やか。
まだ改良されたてなのか、最近増えてきた赤系の紫陽花はまだ株が小さいです。
成長するのが楽しみですね。
やっぱり紫陽花といえば繁った緑の葉の中に小さいお花をたくさん付けたむくむくの鮮やかな紫陽花が咲いているのがいいのです。



梅雨の季節の花だけあって、私は青や紫系の雨や水を連想させる色が好きですね。
三室戸寺といえば毎年ハート型の紫陽花が話題になりますが、私は見つからず。
見つけてもあまり意味ないけど(^^;)
若い女の子たちは探して写真とってました(^^)



綺麗な紫陽花をたくさん見られて幸せでした。

以下、いろんな紫陽花です(*^-^*)








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笠置山寺~岩に驚く。

2018-06-14 22:04:00 | 旅行・参拝


笠置山の笠置山寺までは当然徒歩で登らざるを得ません。

駅にあったパンフレットを見るといくつものハイキングコースがありますが…昨日の雲母坂登山でくたびれたので、山道は歩きたくないと足が拒否しました(笑)

というわけでてっとり早く車道を歩いて登ることにしました。
どうせ目的地は同じ、車道を歩いても1時間程度の目安となっています。

しかし車道もせまくてカーブばかり、車道なのに車に全く出会いません(^^;)
郵便配達員のバイクとすれ違ったのみでした。

車道とは言え、それなりに坂道なのでやっぱり疲れましたね。
まだかな~と飽き始めた頃に追い打ちをかけるように急な石段を登り、笠置山寺に到着しました。



しかし…ここからです。

入山料を収めて、いざ修験道の世界へ…



さっそく巨岩がお出迎え。
しかもいくつもあります。





弥勒菩薩が彫られていましたが、笠置合戦の際に無残な姿になりました。

合戦時には全てが灰燼に帰したそうです。



磨崖仏の拝所には勉強会?か、興味深いホワイトボードの文字が。



胎内くぐりの岩。
修験道では修行前に滝にうたれて身を清めるそうですがここには滝がないので、この岩をくぐることで身を清めることとしたそうです。



虚空蔵菩薩がいらっしゃいました。

しかしまぁ、足元は岩と木の根、アップダウンが激しく、最後はひたすら登り…さすが修験道の山、険しいです。
よくこんな所で合戦しましたね(>_<)



ゆるぎ石は、奇襲をかけようと用意していたのに、幕府軍に奇襲をかけられ使わなかったようです。





こんなに大きな岩もあります。
この辺りが1番坂も急だし道は岩に阻まれて狭いしで難所でした(´`:)

この狭い難所、蟻の戸渡りと呼ぶそうで、この巨岩は
平等岩というみたいです。




巨岩の上の緑が山頂?

ちなみにこの岩の裏側はこんなでした⬇



でも景色は最高。





木津川が見下ろせます。
山に挟まれてますね。
この風景の雰囲気は長谷寺とか室生寺とかあの辺りに似てますね。

さらに歩き続け、もはや自分が山のどの辺りにいるのか全く分かりません。



そんな時にようやく、後醍醐天皇行在所跡に到着しました。





たぶん、この辺りが1番高い所です。つまり笠置山山頂?
柵で囲われた中には草が生い茂り、材木が転がっているだけでした。
1331年当時はどんなだったんでしょう?
しかし後醍醐天皇も健脚だったのでしょうか?



貝吹き岩は、合戦の時に兵を鼓舞するためにほら貝を吹いた場所とのこと。
かつて修験者もここでほら貝を吹いていたそうです。


この下はモミジの茂った公園(名前はそのままもみじ公園らしい)のようになっていて、地形もわりになだらか。
山を迂回する感じで順路をたどれば、最初に遭遇した巨岩の手前に戻ってビックリしました。

ようするに山を頂上経由で1周する感じだったのでしょう。

昨日の雲母坂に反して、笠置山では3人しか参拝…登山者に出会いませんでした(^^;)
鳥や虫や獣?の声ばかりでしたよ!

帰りはまた同じく車道を下って駅に戻りました。

10時50分過ぎに駅を出発して、1時前には戻ってきたので、大変だった割にはそんなに時間がかかっていませんでしたね。

でも暑かったしやはり疲れましたね(^^;)
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笠置山寺~到着までが大変。

2018-06-14 21:09:58 | 旅行・参拝


京都府の南、木津川沿いに位置する笠置山は古くから修験道の修行道場とされてきました。
巨岩、奇岩のある険しい山で弥勒信仰の磨崖仏もあります。

太平記では倒幕計画がばれた後醍醐天皇が笠置山に逃れ、そこを幕府軍が攻めて激しい戦いが起きた場所として登場します。

となればやはり行ってみたくなるのが太平記ファン(^^;)
それにしても笠置山寺は京都からもなかなか遠かったです。

特に加茂で乗り換えた関西本線(加茂~亀岡)にとまどいました。

ローカル線はきらいじゃないのですが…(^^;)



まずはこの車両。
一両編成でどうやらディーゼル。窓にはなぜか両側カーテンがしまっています。
(他に見かけたどの車両も!)

さらにこの区間には自動改札機がないそうで、ワンマン運転なので運転手さんがいちいちICカードで乗り継いできた乗客の行き先分までを現金で精算してくれます。

どういうことかというと…

私は京都駅からスイカで入場してきたので、加茂で関西本線に乗り換えた際(どちらもJRなので当然改札内乗り換え)、運転手さんに京都駅~笠置駅までの運賃を現金で支払うよう言われ、帰途の際にどこか自動改札機のある駅でスイカの京都駅からの入場記録を取り消してもらうように言われます(*≧Δ≦)
当然、記録を取り消さないとスイカは「ピンポーン」とひっかかってしまい、使えませんもん。

なんか知らないと戸惑いますよね。

笠置到着前からアトラクション的な事態に驚きましたが、木津川と山に挟まれたこの線はわずか一駅ながら駅間が広く、のどかで緑がきれいでなかなか良かったです。

ちなみに最初の写真は笠置駅から見た笠置山、下の写真は笠置駅ホームです。



ついでにいえば、1時間に1本しか電車がありません(^^;)

なんともシンプルな時刻表です。



笠置駅を出るとすぐに笠置合戦のモニュメント?がありますよ。

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ひとり旅ならでは。

2018-06-14 13:41:34 | 旅行・参拝


ホテルからの眺め。比叡山(^^)

湖西線で猛烈に眠くなり、とりあえずホテルにチェックインすることにしました。

ずっと寝不足だったし、山登りして疲れないはずがないですよね(´`:)

今回のホテルはシングルの割に部屋とお風呂がゆったりしていて度々利用するモントレ京都です。





部屋に入ったら疲れて動きたくなくなったので、最上階のスパで明るいうちから温泉に浸かることにしました。
ひとり旅ならではの自由さです。
フロントでスパの割引券もいただいたことだし(^^)

先客はふたりしかおらず、ゆったりお風呂に入ってリフレッシュした所で、パンを買うついでに鴨川まで散歩。

もう納涼床をやっているお店が大半で、川岸よりも上がにぎやかでした(^^;)





四条通から三条大橋まで川沿いを北上し、三条通りをもどりつつ、夕ご飯。

いつものお店です。
どうせひとりだし、パスタもカフェも大好きですから(^^;)

あ、でも三条通りで、昔K君と入った居酒屋さんはたぶんここだったかな?というお店を見つけたので連れがいるときに行ってみたいなぁと。(名前すら覚えていないけどおすすめしてくれた京都のお酒がおいしくていまだに買って帰ります)



前菜はテリーヌ。
サラダと一緒にオクラやヤングコーンのピクルスがついているのが嬉しいです。
テリーヌはおいしいのでパンと一緒に食べました。
ワイン欲しくなりますね(^^;)



パスタはスズキとオリーブのトマトソースパスタ。

アイスのカフェラテ。

いつも通り美味しくて、前菜かガッツリしているのがこのお店の魅力。

これで1830円は安いと思う!

そういえばこれが本日最初のコーヒーでした。
いつもは一日に2、3杯飲むのに。

シメにホテルで1杯飲もうかと思っていましたが、さすがに疲れて、もう一度部屋のお風呂に浸かりました(^^)
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坂本ケーブル~日吉大社。

2018-06-14 07:09:13 | 旅行・参拝


過去に訪れた際は叡山ケーブル、ロープウェイの京都ルートだったので、使ったことのない坂本ケーブルに乗ってみることにしました。
ケーブル駅前からはなかなかの絶景です。



駅舎は重要文化財でした。
2階はテラスに出られ、景色を楽しめます。



切符は結縁ならぬ結福。



社内アナウンスでは、琵琶湖方面の眺めを説明してくれます。
飛騨山脈がよく見えるほか、視界がよい日は御嶽山や加賀の白山も見えるそうです。
紀貫之はこの琵琶湖の風景を愛し、この地に墓を作るよう命じて亡くなったそうですよ。

坂本について少し歩けば日吉大社です。

三井寺や石山寺はそれぞれ何度もお参りしていますが、坂本までは足を伸ばしづらかったのでよい機会でした。



鳥居をくぐり、大宮川の涼しげなせせらぎを渡ります。



山王鳥居は神仏習合の信仰を示す形。



神猿舎には神猿のマサルさんがいます。
魔が去るの意味ですが、つい秋田犬が頭をよぎる(^^;)



食べものを一心に見つめてもぐもぐする姿がかわゆい(^^)



西本宮にお参り。
日吉造の社殿は国宝です。
御祭神は大己貴神。

東本宮は少し離れていたのでお参りせず。
申し訳ないです。







たくさんの摂社が勧請されていて、宇佐宮、白山宮などにもお参り。

お参りを済ませた後は、ひたすら琵琶湖に向かって歩き、湖西線の比叡山坂本駅を目指しました。



道の両側には寺院や歴史のありそうな建物がいくつもあって知らない街を歩くのもおもしろいです。

この建物は…?

湖西線に乗ってしまえば京都駅まで20分。
無事にロッカーの荷物も回収出来ました(^^)
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比叡山~東塔地域。

2018-06-14 06:14:39 | 旅行・参拝


十年ぶり位の比叡山だったので根本中堂にお参りしようと東塔地域に移動しました。



途中、山々が青く見えます。
当初曇っていた天気もいつの間にか快晴に。



東塔と阿弥陀堂。
お堂に入って阿弥陀様にお参り。



戒壇院。

根本中堂は平成の大改修中で、すっぽり覆われ、仕方ないことながら工事の音もうるさかったです。

保持のために仕方がないからいいのですが、最近ことごとく改修工事に当たる自分のタイミングがむしろ笑える(;^_^A
昨年の宝厳寺とか。

中に入ってお参りすることはできるので、久しぶりの不滅の法灯。
こんなに暗い空間だったなぁと過去に友人とお参りしたのを思い出しながら、K君にお線香をお土産に選びました。

さて、雲母橋を登ってきたがいいが下山はどうしよう…?

荷物はJR京都駅改札内のロッカーです。

歩いて下山するのも面白くないですし、乗り物も好きなのでケーブルカーも乗りたいし(*^-^*)

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京都~雲母坂。

2018-06-13 22:18:36 | 旅行・参拝


歴史の中に度々登場する雲母坂。
修学院から比叡山へと続く山道です。
太平記では、西国から攻め上った尊氏軍が楠木正成を破り都に入りましたね。
そして後醍醐天皇が逃れた比叡山を攻めた時にこの雲母坂から攻め上ったようです。

多分、平安遷都の際に最澄が鎮護国家のために比叡山を開き、平安文学にも度々登場する比叡山(作中に『山』と出てくれば当然比叡山を指す)、紀貫之も紫式部もきっとこの雲母坂を通ったに違いないとの妄想のもと、ずっと私も登ってみたいと思っていました。

ようやく決意して今回ようやく比叡山登山をすることにしましたが…リュックすら持っていないので、いつも打ち合わせ等に持ち歩くA4サイズが入る黒いバッグの他、日傘とペットボトルのお茶とコンビニのパン1個とクッキーを入れたサブバックの軽装備(*≧Δ≦)

山を舐めているわけではないけど、山で育った勘を信じて行くしかありません(;^_^A

いつものように早朝の新幹線で京都を目指し、叡山電鉄の修学院駅には午前9時30分到着。

ここで明らかに登山スタイルの中高年男女15名(くらい)が少し前を歩いていて、ちょっと一緒になったらうるさそうだなぁと嫌な予感が…(´`:)



ま、しかたないかと、千種忠顕卿の石碑を見ながら音羽川に沿って山の方面に向かいます。
この道自体は、赤山禅院や修学院離宮、曼殊院に行く時にもう何度も通っています。



当然、前方には先ほどの集団。こんな住宅地を彼らに合わせてゆっくり進むのは不本意ながら、追い越すには人数が多すぎます(>_<)

…と思ったらラッキー!

いざ雲母坂に入る手前の公園でご一行様は準備体操を始めました。
その隙をついて追い越します(^^)

雲母橋を渡ると急に坂道が急になり、すぐに比叡山登山道となりました。

修学院駅を出てからここまでで25分です。

ちなみに全体のコースタイムはこんな感じでした。

★修学院駅出発  9時30分
★雲母橋 9時50分
★比叡山登山道入口 9時55分
★水飲対陣之地 10時25分
★千種忠顕卿戦死地碑 10時55分
★比叡山山頂バスターミナル(最終的にどこを目指すかウロウロしたあげく到着…) 11時50分。

およそ2時間半の登山でした。

詳細は以下の通り。



雲母橋までは音羽川に沿った住宅地。
だいぶ進むと左手に修学院離宮が見え、住宅もなくなり山の中へ。



雲母橋を渡ると一気に山の中です。





登山道に入ってからはとにかく急で険しいです。



雨が降ったらそのまま谷川になりそうなV字に切れ込んだ道で、いかにも歴史を感じました。

十分歩けば息が切れましたね…。



昨日までの雨で道は程よくウェットです。
落葉樹の葉が降り積もったままの道はふかふかというよりも滑りがちで歩きにくく、もはや谷なのか道なのか定かではない道は、誰がつけたか新たな道が作られ、若干複雑でした。

つづら折りの険しい道をだいぶ進むと(この辺りは写真を撮る余裕がありませんでした)、上から駆け下りてくる男性。

京都1週トレイルのコースにもなっているから、道標はあるもののやはり道がわかりにくい部分も。



ようやく「水飲対陣之跡」の碑に着くと、ここからはようやく緩やかな登りに。

ちなみに水飲対陣之跡とは南朝側の千種忠顕が尊氏軍と戦った場所がここだったようです。
あえて言えば「水飲の戦い」…みたいな?
水飲は地名っぽい感じですね。
確かにここまで険しい坂を登ってきて、ようやく少しひらけて水でも飲もうかって場所なのかしら?
とにかくこの辺りで戦ったようです。

今回の目的のひとつでもある、「千種忠顕戦死碑」もてっきりこの近くかと思いきや
まだまだ先でした。通り過ぎたんじゃないかと不安になりながら歩き続ける私(^^;)



尾根に出たので、ようやく下界が見えるようになりました。
しばらくは林の中の尾根を歩く感じでした。
両脇が崖というか斜面な部分も。

浄刹結界の碑。





頭のなくなった石仏の頭のかわりに石が乗せてある優しさ。
信仰の山を感じさせるものに途中いくつも出会いました。



崩壊もいいところといった山道。
もともとは右側だったようですが、今は左側。
崩れてしまって「京都トレイル」と書かれた黄色いテープが
張られていますが、事件現場のテープにしか見えず。



さらに高い所まで来たようです。



いつの間にか植生がかわり、杉の林になり、薄暗くジメジメした坂道が続きます。
道は急になったり緩やかになったりとある意味一息つきながら歩けます。

そして杉林の中のやや高くなった場所に、目標としていた千種忠顕卿戦死地の碑がありました。
コースからやや逸れていて、先に登っていた方は当然スルーしていました。



しかも、材木小屋みたいな朽ち果てた小屋が手前にあり、剥がれたトタン屋根が風に煽られ、梁の丸太にぶつかる音がバタンバタンとうるさくて、それがまた哀愁をさそいました。
場所的には尾根の一部なので、この辺りは京都市内から吹き上げてくる風が強くて正直寒かったです。



水飲対陣之地の碑からだいぶ離れていますが、このあたり一帯が戦場になったんでしょうかね。
千種忠顕卿は後醍醐天皇に従って隠岐にも一緒に行っていますが、
太平記の中では権力に奢った振る舞いをしたとか、あまりよく描かれていないんですね。
それがこんな立派な石碑が後から作られたとは、忠臣楠木正成が取り上げられて
軍国主義と皇国史観が高まった時に南朝で戦った人をあらためて見直したのかなという印象ですね。
そもそも千種忠顕卿は調べようとしてもほとんど文献も私には見つけられない方ですから。



この後、分岐になりケーブルの駅を目指すのが主要コースのようでしたが、なぜか比叡山山頂ルートをとってしまい、そこからは誰にも会わず、やや不安になりながら登り続けました。



林の坂道を登り切ると、また植生がかわり、明るい雰囲気のわりと平坦な道に。
峠は越えたなとほっと一息。
石仏もまた。



しかし、そもそも比叡山山頂がどこなのかよく分からない…





これ↑がスキー場。かなりなだらか(^^;)
看板に従って横断しましょ。

途中まであった「比叡山山頂」の標識は、いつのまにか「ガーデンミュージアム」とか「比叡山山頂バスターミナル」の標識にかわり、とりあえずバスターミナルを目指すことに。



まだしばらくこんな高原的ななだらかな道が続く。

バスターミナルまではまた少しじめっとした山道を登り、ようやく到着。



駐車場から琵琶湖方面の眺め。

しかし頂上感がなく、物足りずに、駐車場奥の少し小高い部分こそ頂上かも?…と工事車両の横をすり抜け舗装道路を上った行き止まりが、関西系放送各局の電波塔のようなものがいくつか立っている場所でした。
ある意味、確かに一番高い場所なのかなと、やや不満ながら駐車場まで引き返しました。

…と、比叡山への雲母坂からの登山は無事に終わりました。

名前はきれいな雲母坂、登ってみるとけっこうしんどい(;^_^A

でもコースタイム的には中高年登山や、山岳トレイルにはちょうどよいらしく、下手すりゃ誰にも会わないかも?という不安をよそにかなりの方に会い、道も踏み固められていました。

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K君のお花。

2018-06-10 19:23:11 | つれづれ




今回は清楚な感じで。

スターチスみたいな花と白いミニバラ、グリーンのカーネーション、もさもさしているのは不明(;^_^A

もうすっかりお花がない生活がさびしいです。

たとえ小さくてもお部屋にお花を置きたいかなと。
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