《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

旧街道・大阪奈良街道1「このままでは朽ちてゆく」

2015年12月23日 | Weblog

三田家住宅は奈良街道に面した町家で、裏は了意川(りょういがわ:平野川)に接し、
柏原船(かしわらぶね)の積荷をそのまま荷揚げできる造りになってい ました。
三田家は、元は大坂伏見呉服町で「大文字屋」と称した有力商人で、寛永13年(1636年)に
代官末吉孫左衛門に協力して柏原船を興し、寛永17 年に柏原に移り住んで柏原船の運航や肥料商を営みました。
明和3年(1766年)から明和5年にかけて屋敷の大改築(大普請)が行われ、
その屋敷がそれ以 後大きな改築を行われず今日まで遺されています(柏原市HP)。